国連の活動/報告

国連を正しく理解しよう

国連の現状

  • 平和、開発、人権/人道、環境、民主主義の促進、テロリズムとの闘いなど、グローバルな諸課題に取り組む国連は、世界中の国々、世界中の人々のために活動しています。しかし、財政的な問題のためにその力を十分に発揮することができていません。2009年6月30日現在、加盟国の分担金の滞納は約9億8,000万ドルにのぼっています。

  • 分担金の滞納額が最も大きいのは、国連職員の数が加盟国中最大である米国です。2009年6月30日現在、米国の滞納額は8億5,600万ドルにのぼっています。

  • 2010-2011年の国連通常予算(2年間)は約51億ドルです。この予算で、ニューヨーク、ジュネーヴ、ナイロビ、ウィーンをはじめとする世界各地の国連事務所の運営をまかないます。したがって、一年間の予算額は、約25億ドル。この額は東京都世田谷区の2010年度一般会計予算である約2500億円とほぼ同じです。

  • 国連は軍隊をもっていません。各国政府は、世界各地に展開する平和活動に、自国の兵士や、文民警察官、装備などを提供します。いつ、どこに平和活動を展開するかを決めるのは国連事務総長ではなく、安全保障理事会の理事国を務める15の国々です。(日本はこれまでに非常任理事国を最多の10回務めました。- 58-59年、66-67年、71-72年、75-76年、81-82年、87‐88年、92‐93年、97‐98年、2005-06、09-10 -)

  • 2010年2月28日現在、世界に展開する平和維持活動は15件。2009年7月1日から2010年6月30日にかけて、平和維持活動予算は、約78億7,000万ドル。ちなみに、SIPRIによれば、2008年の世界各国政府による軍事支出は約1兆4,000億ドルです。

  • ニューヨークやジュネーブなど世界各地の国連事務局で働く国連職員は1万2,236人です。ちなみに、2009年4月1日現在、東京都一般行政職職員数は約1万9,000人です。

  • 国連とその基金や計画(ユニセフやUNHCRなど)、専門機関(UNESCOやWHOなど)、国連ファミリー全体では、およそ6万3,000人が働いています。ちなみに、2009年4月1日現在、大阪府の一般職に属する職員数(教育/警察部門含む)は約8万5,000人です。

  • 2010-2012年の国連通常予算分担率が大きい国は、米国(22.0%)、日本(12.530%)、ドイツ(8.018%)、イギリス(6.604%)、フランス(6.123%)、イタリア(4.999%)、カナダ(3.207%)、中国(3.189%)、スペイン(3.177%)、メキシコ(2.356%)です。

  • 平和と安全を維持するためにはリスクが伴います。1948年以来、国連平和維持活動に参加した約118ヶ国2,400人以上の平和維持兵が、その職務の遂行中に命を落としました。

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