Midori Goto
五嶋 みどり
名バイオリニストの五嶋みどり氏は2007年9月21日、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長により国連ピース・メッセンジャーに任命されました。写真は「みどり教育財団 (Midori & Friends)」のプログラムに参加しているニューヨーク市内の公立小学校の生徒たちと。© Gil Gilbert
五嶋みどり氏は1982年、指揮者ズービン・メータ氏の率いるニューヨーク・フィルハーモニックの恒例のニューイヤーズ・イブ・コンサートに、サプライズ・ゲストとしてわずか11歳で出演、歴史的デビューを果たしました。以来25年以上にわたり、名演奏家として、音楽の革新者として、また子どもたちの才能を開花させる推進者として、さまざまな実績をあげてきました。
五嶋みどり氏は1992年、ニューヨークに非営利団体「みどり教育財団」を設立しました。同財団は毎年、何千人もの恵まれない子どもたちに音楽教育プログラムを提供しています。この他に「ミュージック・シェアリング」(日本)、「パートナーズ・イン・パフォーマンス (PiP)」(米国)という2つの団体が設立され、芸術と接する機会が少ない人々の生活に音楽をもたらしています。
五嶋みどり氏による地域社会との連携およびアウトリーチは、こうした団体にとどまらず世界中の優秀な若手バイオリニストと共に行っている活動へと広がり、「ユニバーシティー・レジデンシー・プログラム(URP)」、「オーケストラ・レジデンシー・プログラム(ORP)」などにも結びついています。また、南カリフォルニア大学(USC)ソーントン音楽学校の「ハイフェッツ・チェアー」に就任し、同学内のコミュニティー・エンゲージメント・センターの共同ディレクターのほか、弦楽学部長も務めています。
2007年9月、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長による国連ピース・メッセンジャーへの任命を受け、五嶋みどり氏は、国連ミレニアム開発目標(MDGs)の促進に力を尽くすと共に、若い世代のニーズに世界が注目するよう働きかけていきます。五嶋氏は音楽教育を通じ、若者が地域社会への意識を高め、互いに学び合うよう支援を続けます。