4月4日は「国際地雷デー」 テーマは ~地雷除去に取り組む女性たち~
2014年04月03日
4月4日は「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」、いわゆる「国際地雷デー」です。地雷や爆発性戦争残存物(ERW)に対する人々の認識を高めると同時に、こうした脅威から世界中の市民を解き放つために行われている「地雷除去」の取り組みに光を当てる日です。
2014年の国際地雷デーのテーマは「地雷除去に取り組む女性たち(Women in Mine Action)」。地雷を除去し、その無差別的な影響から人々を守る取り組みにおいて、全世界の女性が欠かせない役割を担っています。たとえば、地雷が敷設された区域での安全な暮らし方を人々に教えたり、地雷による被害者を支援したりするなど、その役割は多岐にわたります。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長はメッセージの中で、「女性は地雷対策の中心的な目標の達成に向けた原動力となることができる」と述べています。
国際地雷デーを記念する Mine Action Week が国連本部(ニューヨーク、ジュネーブ)で始まりました。日本政府がパートナーシップを組んで行うこの記念行事では、地雷に関する啓発を目的とした写真展や映画上映、パネル討論など、様々な催しが行われます。
-ニューヨークでのイベント
-ジュネーブでのイベント
日本は長年にわたり、国連の地雷対策活動に対する熱心な支援国の一つです。今年2月末には「地雷対策支援に関する信託基金」に1,330万ドルの拠出を行うなど、地雷やERWの根絶をめざす国連の取り組みにおいて、最大の資金拠出国となっています。また、1月には「地雷対策支援グループ」の議長国となり、国際社会による支援の持続と調整を図る上で重要な役割を担っています。詳しくは以下をご覧ください。
https://www.unic.or.jp/news_press/info/7739/
国連の中で、地雷やERWの根絶という取り組みを担っているのが「国連PKO局地雷対策サービス部(UNMAS)」です。4月4日の国際デーを前に、UNMAS南スーダン事務所で働く吉岡由美子職員が、「地雷のない世界を目指して」と題したメッセージを国連広報センターに寄せてくれています。
http://blog.unic.or.jp/entry/2014/04/02/165136
国連広報センターは4月15日(火)の夜、立教大学との共催により、「国際地雷デー 記念イベント:映像から考える、地雷のない世界」を行います。ドキュメンタリー映像の上映続き、地雷対策プロセスに長年携わる専門家やNGOの代表、政府関係者を迎え、様々な角度からディスカッションを行います。ぜひご参加ください!
https://www.unic.or.jp/news_press/info/6850/
◆関連映像資料
(日本語字幕付き)
-紛争後の法の支配と治安の向上-国連平和維持活動
https://www.youtube.com/watch?v=fD5xDGu0Ifs
-未来に向けて2013:国連地雷対策サービス部(UNMAS)の取り組み
https://www.youtube.com/watch?v=xkaULITwJuo
-ジェレミー・レナー、アフガニスタンの国連地雷対策(UNMAS)をサポート
https://www.youtube.com/watch?v=i28OLlyzzZw
(字幕なし)
-Women in Mine Action: Clearing landmines and explosives
https://www.youtube.com/watch?v=oYwMMNFjscg
-Women drive out landmines in South Sudan
https://www.youtube.com/watch?v=QZIGn1gzVE0
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