UNドキュメンテーション・サービス
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UNドキュメンテーションサービス・インターン募集

UNドキュメンテーション・サービスは現在、インターンを募集しております。

内容は、レファレンス・サービス、リサーチ、 国連資料検索ガイダンス安保理リサーチガイド国連統計ナビ人権資料ガイダンス、国際裁判ガイダンスなどの運営/プレゼンのほか、模擬国連ガイダンスの開催支援/準備、国連ライブラリー講座夏休み企画の子ども対象のライブラリー案内や絵本/人形劇、近着資料シノプシスの日本語訳作成や「毎日の動き」要約翻訳の校閲、国内書籍や雑誌の追跡調査(国内の声)の作成、国連寄託図書館会議(年次)などの組織運営、国連情報アクセス施設ネットワークの構築支援、カウンター・サービス、電話/FAX/Email対応、国連資料整理/分類や製本、Webサイト管理・更新など多岐にわたる業務の支援です。

業務内容の詳細については、UNドキュメンテーションサービスのページをご覧ください。

期間は、原則として、3カ月、平日(月─金、9時半〜17時半)、毎日勤務。応相談。
(交通費や食費等の支給・手当ては一切ありません)

国際連合、国際機構、国際法や国際政治/経済、あるいは、平和/安全保障、人権/人道、開発、環境など、さまざまなグローバル・イシューに関心のある方、研究・リサーチ活動に関心のある方、図書館とそのアウトリーチ活動に関心のある方、社会経験のある方、WEB知識技能を有する方、歓迎。

参加希望の方は、履歴書を担当:千葉まで、ご送付ください。
(記載事項:希望時期、志望理由・動機、Emailアドレスを明記)

活動内容についてさらに詳しくお知りになりたい方は、 お気軽にお問い合わせください。

随時受付。時期・期間等については応相談。 「現在、2011年10月〜12月を募集中」



さあ、あなたも、インターンとして、UNドキュメンテーションの世界を体験してみませんか!

送付先 UNドキュメンテーション・サービス(担当:千葉)
封筒には、UNドキュメンテーションサービス・インターン希望 (履歴書在中)と明記し、履歴書には必ず、Emailアドレスを記入してください。
住所: 〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-53-70 UNハウス2階
UNドキュメンテーション・サービス(ライブラリー内)
Tel: 03-5467-1305
Fax: 03-3499-8272


【インターン感想文】

古口 祐希子

世界を舞台に仕事をする。私が国連に関心を持ち始めたのは、そんな漠然としたイメージによる憧れからでした。学生の頃、国連をテーマに発表を試みたことがありましたが、そのシステムや取り組む問題の複雑さに辟易し、イメージと現実の隔たりに自分の無知を痛感したものです。実体について理解するにはどこでどんな仕事が行われているのか具体的に知る必要があったと思います。

そんな私にとってUNドキュメンテーションサービスでインターンを行えたことが非常に有意義だったことは言うまでもありません。私は主に、電話応対、問い合わせに対する調査・回答、会議・図書館案内のお手伝い、和訳原稿チェックなどに携わりましたが、それらの仕事を通じて国連での仕事が具体的に見えてきたのです。これまで自分の持っていた断片的な知識が整理されていくのを感じました。一連の会議を通じて決議が採択され、専門機関によって実行されたり各国へ持ち帰られたりするプロセスが具体的にイメージできるようになり、「『国連』が××をした」という一言に対する私の理解は以前とは全く違うものになりました。

UNドキュメンテーションサービスでは、その名の示す通り国連文書に関するサービスの提供を行っていますので、インターンは部分読みにせよ斜め読みにせよ、とにかく多読を余儀なくされます。その情報量の多さに初めは私も圧倒されましたが、不特定多数の問い合わせに対し、国連年鑑やら議事録やらインターネットやらを駆使して答えを見つける作業をしていくうちに情報処理能力も自然と身についてきます。ある国連の活動について詳細を調べようとすると、その複雑な組織形態を知らないと調べるのも困難なことがしばしばですが、今後の私自身の学習にはこの経験が大いに活かされて調査を容易にしてくれることと思います。

インターンで短期間携わっただけですが、国際機関で働くことが今では単なる憧れや漠然としたイメージではなくなりました。社会人を経た私にとっては、国際機関の職員の方々が自分自身同様に労働していることを肌で感じるだけで、大きな収穫だったと思います。また、業務において世界中の諸問題にいちどに触れたことで、どの問題も深く絡み合っていることを実感し、早急な解決・改善の必要性をこれまで以上に強く感じました。今後、国際機関で働く縁があればとは思いますが、もしそうでなくても国際社会の一員としてどう生き、働き、そして国際社会にどう貢献していくべきか、現実的に考えていく指針を与えてくれた経験だったと感じています。

 

古屋 欣子

UNドキュメンテーションサービスでのインターン活動を通して、通常の学生生活では得がたいスキル、知識、そして今後の自分にとって有益になるであろう社会経験を得ました。日々の問い合わせ対応を通して養われたリサーチスキル。毎日の国連活動を追う事で飛躍的に増えた知識量。業務全体を通じた社会経験。どれも、このインターン活動だからこそ得られたものだと思います。

UNドキュメンテーションサービスの主要な仕事のひとつは、国連文書や統計資料等の問い合わせ対応です。問い合わせに的確かつ迅速に答えるには、まず,国連組織一般、国連の文書体系を理解する事、そして自分なりのリサーチプロセスを確立する必要があります。国連の組織,文書体系は,インターネットや,国連の基礎知識などで学びました。リサーチプロセスはいくつかの問い合わせ対応をこなすうちに自然と形成されていきました。まず問い合わせ内容の簡単な要点をつかむ、多数ある国連組織の中でどの組織が関連しているかを分析する、そして、国連のインターネットページ、国連年鑑、報告書、インデックスなどのツールを使い答えを導き出す。このプロセスを臨機応変に対応する事で、リサーチを簡単に行えるようになりました。以前は存在すら知らなかった国連文書、統計資料を簡単に探す事ができるようになった事は、大学のレポート、プレゼンテーション、卒業論文等を作成するさいに,非常に役立ちました。また,今後研究を進めるに当っても有益なスキルだと思います。

業務の一環として国連の諸活動を、毎日の新聞、国連ニュースセンターの記事などで追う事は、幅の広い情報を与えてくれました。独学、または,大学の授業では、そのトピックに偏りが生じがちですが、国連全体の流れを追う事で,今まで注目していなかったトピックに関しても知る事になります。国連は、その活動の是非はともかくとしても,国際社会が抱えるほぼ,全ての問題に取り組んでいるため、幅広く学ぶ事ができました。常に新しい事を知る事の重要性や喜びを改めて実感じました。

また、業務全体を通じて得た社会経験も大きいと思います。電話対応、書類を送付する際のマナー、言葉遣いなど、社会人としてのマナーを学びました。また,組織の中で活動する際に必ず生じる理想と現実のギャップや矛盾、その中で最大限の結果を生むための妥協、そして他者との協力の大切さを感じました。学生のうちにこの様な社会経験を持てたことは、実際に社会に出る時にも役立つ貴重な経験であったと思います。

このインターンで得た,スキル,知識,社会経験はどれも今後の糧となると思います。このような貴重なインターンの機会をあたえてくださって、ありがとうございます。

 

永田 憲章

些細な思惑の違いが、時に高すぎる壁を築くことがある。多くの時を共有してきた友とでさえもその壁を崩すには莫大な時間を要する。更にその壁が言語も環境も異なる人々の間に築かれたものであったなら私はこう嘆くに違いない。この壁を崩すのは不可能だ、と。しかしある時、その困難に果敢に挑み続ける巨大な組織があることを知った。国連だ。「何故国連でインターンをしようと思ったのか」と問われれば、数多くの不可能を可能に変えてきた組織に興味があったからである。そんな私にとって、UNドキュメンテーション・サービスでのインターン活動は十二分な刺激となった。

UNドキュメンテーション・サービスの業務は、国連文書に関するサービスの提供である。その内容は国連文書や統計資料等の問い合わせに対する調査・回答、資料の整備、情報発信、文書の検索方法に関するガイダンスや中高生向けライブラリーツアー、国連寄託図書館会議の開催と多岐に渡る。これら業務をこなすために、インターンは豊富な知識と高度なスキルを要求される。莫大な文書の中から依頼された文書を正確かつ迅速に検索しなければならないことを考えればその理由は容易に想像がつくであろう。個々の責任も重大だ。問い合わせをされる方にとって電話の先は国連であり、そこで提供されるサービスが国連なのだ。インターンであるから、という甘えが許されることは決してない。

しかしながら、この環境は私を限りなく成長させてくれた。国連の組織形態や文書体系を覚え、試行錯誤しながら検索ツールの効果的な使用方法を習得する過程は日々新たな発見を与えてくれた。問い合わせ対応を通じて常に変化しつづける世論や国際情勢を肌で感じることができ、そしてそれは特定の分野を学習するだけでは気付くことのできない国際問題のつながりを垣間見せてくれた。スタッフの方々や共に働くインターンは皆魅力に溢れており、同じ空間で時を過ごせたことも私にとって大きな刺激となった。これほどまでに私の知的好奇心を満足させてくれる場所は日本中さがしてもそうはないだろう。

数ヶ月ではあったが、UNドキュメンテーションでのインターン活動は私の人生を大きく変えるものだった。インターンに応募した日は私の人生におけるターニングポイントだったのかもしれない。このような素晴らしい機会を与えていただけたことに感謝すると同時に、この経験を最大限に活用し新たな目標に突き進んでゆきたいと思う。

 

清水 滋子

国際連合という組織に、皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか。私はというと、遥か彼方の巨大な国際組織…と、自分の生活には程遠い、敷居の高い場所だと思っていました。

しかし、ある日、ホームページを通じて、意外な形で、私と、国連という組織がリンクしていることを知りました。そして、UNドキュメンテーション・サービスでのインターンに応募する決意をしました。

UNDSではいろいろな作業がありましたが、まず行わなければならない大切な仕事は外部の方々からの、国連活動に関するお問い合わせに対して、適切な国連文書、あるいはその情報を提供するということでした。政府機関、メディア、研究者や学生、様々な分野に属する方々からの問い合わせを受けることは、大きなプレッシャーと緊張感が伴いました。自らが研修を受け、国連、および国連資料に関する知識やレファレンスツールの使用技能を十分に身につけてから、職員の方の指導/監督の下での実践となるわけですが、該当文書を見つけて、しっかりとした回答が出来たときの達成感は格別なものでした。この様な国連情報の提供の側に立っての疑似体験は、他では味わえないものかと思います。

さらに、レファレンスをしっかりとこなしたうえで、国連資料検索ガイダンス、国連統計ナビ、ライブラリー探検ツアー、図書館員体験、かわいい人形を使った絵本読み聞かせ、国連書籍紹介、掲示版づくりなど、ライブラリーの多様な活動をお手伝いさせていただきました。毎日、大変刺激的な時間を過ごすことができました。

実際に国連広報センターで働く方々の、生の声を聞けたこと、興味深いインターンの仲間達と出会えたこと、全てが今後の人生の糧となると思います。ここでの出会いを今後も大切にしていきたいです

今後さらに、国連について少しずつでも勉強していけたらと思っています。

三ヶ月間、フルタイムで働くことは、なかなか難しいことです。しかし、UNDSは、私に他では得がたい貴重な経験を与えてくれました。

 

山下 瑞紀

UNドキュメンテーション・サービスでインターンをするきっかけは、真剣に活動に取り組む仲間と環境が欲しかったからだ。大学での専攻は心理学と言語学のため、国際問題に取り組む機会、そしてリサーチスキルを磨くのに適した環境だと考えた。

活動を始めてみると、実にやりがいと達成感のあるものであった。職場では意見交換を通し、新たな提言が絶えない。自由に語り合える開かれた場の中で、自らを高めるため集った人たちと一緒に仕事できるのが楽しい。自分の提案が活動の具体的な成果につながり、これを確認できるのも嬉しい。

問い合わせの調査を円滑に進めるために、緻密な計画を要するであろうことは想像に難しくない。自分なりの調査方法を見出し、常に応用する必要がある。また、力を結集させ協力し合う重要性も学んだ。

広範に及ぶ業務の中でとりわけ印象に残っていることのひとつは絵本朗読だ。子どもたちを対象にナーネ・アナン著「国連に行ってみよう」他2冊の絵本を独自の紙芝居を使いながら読み聞かせる、国連とその活動を体験してもらう企画だ。人形、地球儀や手作りのパネルを使い、地球に共生する多様な文化の共存を表現し、理解を深めてもらえるよう朗読の随所に工夫を凝らした。幼稚園での体験実習を生かして、元気に明るい表情で子供と接することを心がけた。絵本朗読が終わってから、ある子どもに地球儀を使って、さらにいろいろな国や国旗を教えた。その子は今でもそれらの国々の名を口にするばかりでなく、世界の出来事に広く関心を持ち始めたという。それを聞いたとき、自分が誰かに影響を与えることの喜びを感じた。世界への関心と、少しばかりの冒険心があれば誰もが貢献できる気がした。その新しい社会貢献の姿を提示し、自ら汲み取るような生きた経験と素晴らしい出逢いをくれたUNドキュメンテーション・サービスに感謝したい。

 

中野 友美子

学業も終わりに近づき、これまで学んできたことをどの様に社会で役立てることができるのか悩んでいたときに、(国際政治を主に学んできた私にとって)国連は、憧れの職場であると同時に国際機関という漠然としたイメージが強く、依然として未知な世界でした。まったく社会経験のない私が、将来どういった職に付こうとも、このインターンは、非常に興味深いものであり、未知なる世界への挑戦でもありました。

そして数ヶ月にわたるインターンを終え、UNDSでの経験は、無論、とても有意義なものとなりました。国際連合と聞くと、その複雑で多岐にわたる活動は、加盟国を代表する人々によって、まったく手の届かないところで進んでいるのだと思いがちでしたが、このリアルタイムで国連の仕事に参加する機会を得て、国連に対する漠然としたイメージから脱却することができました。

この数ヶ月間を通し感じた実際の国連とは、国連で行われている一つ一つの活動が、豊富な知識や洗練されたスキルを持ち合わせた多くの国連職員の方々の非常に細やかな協力、多大な努力と時間を費やして形成されている国際的なシステム、機関であるということです。

UNドキュメンテーションサービスでのインターンの作業としては、国連文書/刊行物に関するリファレンス、毎月行われている国連資料検索ガイダンスの手伝いなどがあります。レファレンスについては、たとえインターンであっても、報道機関や研究者、NGOなどからの照会に対し、正確な情報、適切な該当資料/文書を、責任をもって迅速に提供するという仕事には、常に緊張感が伴いました。

約4ヶ月間お世話になりましたが、なんと時間が経つのが早かったことか!あっという間に今日となってしまいました。国連でのインターンとしての日々、自らの知識、社会経験の乏しさを痛感しましたが、インターンという立場を活用し、大学の講義では学ぶことのできない多くの経験や知識を身につけることができました。心地よい緊張感に包まれた、穏やかな環境の中での仕事は、職員の方々のサポートや、インターンの方々との共同作業や、助け合いがあったからこそ可能となりました。国連での貴重な経験と新しい出会いの機会に恵まれたことに心から感謝をしております。これからも、国際社会の中で社会経験を積んで行こうと考えております。このインターンとしての経験は様々な場面で有意義なものとなるでしょう。

短い期間でしたが、ありがとうございました!

 

畠山 明義

まずはじめに、わたしがUNドキュメンテーションサービスでのインターン活動期間中にお世話になった多くの方々に、感謝とお礼の気持ちを表したいと思います。ありがとうございました。UNドキュメンテーションサービスでの活動は、わたしの人生において貴重な「学びと思索」の体験となりました。

わたしの場合、多くのインターン・スタッフとは異なって、若い頃には経済的に大学へ進学する余裕はありませんでした。30歳を越えてから通信制の大学に入学したのです。大学では哲学を専攻しましたが、通信制大学ですから勢い独学が多くなります。図書館に通い、原典に当たって、レポートを書くことには自信がありましたが、果たして若いスタッフと上手くやっていけるものか心配もありました。しかし、それも一時の杞憂に終わったようです。皆さん若いながらも、礼儀正しく、誠実な人柄で、非常に感心させられました。

わたしたちは、一人ひとりが世界となんらかのつながりをもっているものです。わたしが学部時代に学んだ哲学は、それを抽象的に表現しています。では、具体的にどういう形でわたしたちと世界はつながっているのだろう。さらに進んで、ちっぽけな個人が世界のために何かできることはないのだろうか。これが、わたしがUNドキュメンテーションサービスでのインターン活動に応募した動機です。分からなければ、飛び込んでしまえ!

国際連合は、まるで巨大な情報製造装置のようです。わたしが活動させていただいた2003年は、米英軍のイラク攻撃に始まり、新型肺炎SARSの流行、国連バグダッド事務所爆破事件でデメロ氏ほか22名の国連職員が亡くなるなど、大きな事件が相次ぎました。毎日、インターネットで国連ニュースセンターの記事をチェックし、新しい国連文書の確認・収集、国内各紙誌のヘッドライン入力、中央省庁・マスコミ・研究者からの問い合せ対応などに追われていました。国連寄託図書館会議や統計ガイダンスの準備・調査・運営のサポート、中高生のための一日図書館員体験ツアーで講師を務めたことなども、多くのことを学び、伝える貴重な体験となりました。

そうした活動を夢中でこなしていくうちに、あれほど複雑に思えた国連機構が少しずつ見渡せるようになってきます。国連にはどんな機関があって、何を行なっているのか、重要な国際会議・国連文書にはどのようにアクセスできるのか。一般には知られていないけれども、わたしたちの市民生活と密接に関係するさまざまな規則や活動が、多くの無名の人々によって支えられていることを知り、勇気と希望を与えてくれました。

現在、国際連合に対する評価は賛否さまざまです。第二次大戦後50年以上を経た国際社会は、大きな変化の時期を迎え、混迷を続けています。国連自体も、活動の効率化のために変革の努力を続けているようです。けれども、国連が掲げてきた「世界人権宣言」をはじめとする数多くの国際文書は、人類の貴重な成果として是非とも守っていかなければならないでしょう。こうした各国・各地域間の経済的・政治的・文化的な利害対立を越えて普遍的な価値に基づいた活動を行えるのは、現在のところ国際連合のほかにはないと、わたしは思います。

たとえ短期間のインターン活動でも、世界に関する多くの情報に接し、学び、伝え、語り合うことは大変意義のあることです。It's your world!  一人ひとりが世界とつながっていくために、これからも多くの方々がUNドキュメンテーションサービスでのインターン活動に参加されることを願っています。

 

三國直明

国連ドキュメンテーションサービス(UNDS)での私のインターン業務は、ただ「充実していた」との一言では片付けられないほどの体験であったように思います。それは密度の濃い体験だったというばかりでなく、世界と私のつながりや私自身の将来について深く考えさせられる貴重な体験でした。UNDSは国連ドキュメントや刊行物に関するサービスを提供するところですが、ここでのインターン活動を通じ、国連を理解し、世界について考えることができました。世界が今、どんな問題を抱えているのか、それに対して自分がどのように生きていくべきなのかを考えることができたと思います。

間接的であれ国際的に貢献したいと感じ、UNDSでのインターンに参加した私ですが、インターン業務の一番の基本は、レファレンス・サービスのお手伝いでした。外部からのお問い合わせに対し、国連文書の情報を提供するわけですが、国連やその役割について、その正確な情報を迅速に責任をもって提供する発信源として、UNDSが成り立つよう努力しました。無責任な言動は国連情報を歪曲化して伝えてしまう恐れがあり、お手伝いといっても半端な気持ちで対応することは許されません。またサービスの対象は企業、メディア、学者・研究者、省庁など多岐に渡りますが、お客様への対応には、しっかりした言葉遣いや知識が求められます。したがって、inputが日々必要でしたが、とても勉強になりました。レファレンス・サービスのお手伝いを通して、国際および国内世論の動向や、今、私たちが何を問われているのかといった問題について少なからず汲み取ることができたと思います。

私は、資料検索ガイダンス、図書館員一日体験、子供を対象とした絵本読みきかせ/人形劇などの活動にも携わらせていただきました。種類こそ違いますが、各々の活動の根底にあるものは、幅広く、多くの方々に国連を正確に知ってもらうことでした。高校生一日体験では、私が高校生の案内役として、高校生と国連との「架け橋」となるよう努めました。実は、この「架け橋(bridge)」という言葉は、日本の国連加盟の際に、重光外相が演説でも用いた言葉なのです。その演説も、国連総会議事録に記録されていますので高校生に見ていただきました。案内の終了後、その高校生が満足した顔で帰っていくところを見ると、私は心地よい達成感を抱き、自分にもこのような形で人にプラスの影響力を与えられるのだと感じました。準備には何時間も費やして研究し、レファレンスの体験も踏まえながら高校生をご案内しましたので、高校生一日体験はある意味、私の集大成でもあったといえると思います。

このような活動を通じて、私は心から尊敬できる国連職員の方と様々なすばらしい先輩、仲間とめぐり会うことできて、本当に嬉しく思います。そして、UNDSですごした時間を将来に活かしたいです。

最後に、私は、自分がいつの間にか、国連に対して興味のアンテナを常時張っていることに気づきました。人に影響を与える仕事を通じて、私自身が一番影響を与えられたのかもしれません。どうもありがとうございました。

 

進藤玲子

国連ボランティア(UNV)として中米に赴任することが決まって、私は自分が国連について何も知らないことに気づきました。インターネットで見つけた国連広報センターのページで、インターンを募集しているのを知り、早速申し込みました。このようなきっかけで始めたインターンでしたが、その中身は非常に充実していました。

UNDSの仕事は、大きく分けて2つあったと思います。1つは、国連に関する問い合わせへの対応、もう1つは国連を多くの人に知ってもらうことです。

問い合わせに関しては、大学教授や大学生といった研究上資料を必要とされる方、新聞社や出版社など仕事上情報が必要な方、報道から国連に興味を持った方など様々な方から、多種多様な質問を受けました。この業務を通じて、統計資料の種類、さらには国連年鑑や会議の議事録という文書の存在を知り、さらには文書記号の見方、ホームページ上での検索ツールを使った検索の仕方など情報検索を実践しました。たくさんある情報源から、探している情報を見つけたときには、達成感が大きかったです。また、生きた情報だけでなく、数十年かかって蓄積されてきた豊富な資料に触れることができたのは、自分にとって貴重な体験です。

また、広報という面からは、時期が小・中・高校の夏休みと重なったこともあり、いろいろな世代の方々と交流を持ち、その経験を通して知りえた国連についての多くの情報は、ただ漫然と書物に目を通すだけでは得られないものであり、しっかりと身についたと実感しています。

はじめは、覚えることが多いことに食傷気味になりましたが、少しずつ知識が増えてくるにつれ、自然と頭に入ってくるようになりました。短い間でしたが、ドキュメンテーションサービスの千葉さんをはじめ国連大学図書館の方々、他のインターンの方々には常に助けられ、いろいろな気づきをもらいました。ここで得られた情報検索技術や国連に関する知識をフィールドでも活用していきたいと思っています。

 

大橋 佳奈

大学・大学院で統計学を学んだ私は、世界各国の統計を提供している国連では、具体的にどの機関がどのような統計データを出しているのか常々興味がありました。UNDSでは国連統計ナビが開かれ、インターンはその手伝いをさせていただけること、またこれから調査・分析関連の仕事をする上で必要なリサーチスキルや情報処理能力を身につけたいと思い、UNDSでのインターンを希望いたしました。

  UNDSでの主な仕事の1つは、様々な分野に属する専門家の方々からの国連文書や統計に関する問い合わせに対して、情報を提供することです。責任を持って、正確な情報を迅速に提供しなくてはいけません。初めは自分の知らない分野に関する問い合わせもあり、どのように調べたら良いのか戸惑いました。しかしインターネット、検索ツール、ライブラリー内の図書を使って調べたり、国連職員の方に話を伺って情報を収集することにより、自分なりのリサーチ方法を見出すことができ、それと共に国連に関する知識も増えていきました。この問い合わせ対応により、積極的に学び取り組むことの大切さを知りました。

また私は、月に数回開かれる国連資料検索ガイダンスと国連統計ナビの準備と発表の手伝いをさせていただきました。参加者の方々に満足していただくためには、まず自分が国連文書・統計についてよく知り、検索ツールに慣れないといけません。自分自身もガイダンスやナビに参加して勉強したり、また実際にいくつかある検索ツールを使い比べたりして、準備を進めました。国連統計ナビの準備・内容改革として、国連や専門機関がどのような統計をどのような形で提供しているのか調べていた時、数多くの統計データが様々な機関から出され、中にはデータベース化しているものや、自分でグラフを作ることできるサイトがあることを知り驚きました。ガイダンス・ナビの手伝いをさせていただくことによって、具体的な検索の仕方が分かり、国連文書・統計に関する知識が増え、問い合わせの対応をする時に大変役立ちました。また参加者の方々の前で発表させていただいたことによって、事前にきちんと準備し、自分自身の疑問を解決しておくことの重要性を実感しました。

UNDSでのインターンを通じて、リサーチスキルを身につけ、きちんとした言葉遣いや態度で責任を持って対応するという社会人としてのマナーを学ぶことができました。インターンに臨むにあたって大切なことは、常に目的意識を持って、学ぶ姿勢を忘れずに、何事も積極的に取り組むことだと思います。そうすることによってUNDSでのインターン経験は、今後の大きな糧となることと思います。

 

高井 祐介

国連創設60周年という年に、私は国連ドキュメンテーションサービス(UNDS)でインターンをする機会に恵まれました。しかし、そこで目にしたのは、まさに満身創痍(そうい)の国連の姿でした。

とにかく、2005年後半のこの時期、国連は本当によく叩かれていました。イラク石油食料交換計画をめぐる汚職疑惑を発端として、ある国の国連大使などはテレビのインタビューで、「国連事務局は伏魔殿だ」と答えていたほどです。このため事務局通常予算の年内成立が危うくなり、12月に来日を予定していたアナン事務総長は直前で予定をキャンセル。本来なら、60周年というお祝いの年であるはずだったのに、国連にとっては散々な年だったのではないでしょうか。

UNDSの仕事―日々のニュースのチェック、メディアや一般の方からの問い合わせなど―を通して、こうした国連に対する世論の動きを、いつも以上に鮮明に感じることができました。それはもう痛々しいほどのもので、インターンですらそう感じるのですから、広報センターの職員の方々はさぞや心を痛めていたことでしょう。

それにしても、国連は本当にそんなに腐敗した組織なのでしょうか?確かに一部の関係者による不正行為があったのは事実でしょう。しかし、大多数の職員の人たちはそんなに高くはない給料で(国連の国別職員数や給与体系は公開されています)、日々こつこつと地道に働いているのだと思います。少なくとも私が接した日本の職員の方たちはそうでした。

例えば、昨年、スーダン南部ダルフール地方での人道危機が突然、新聞などで大きく取り上げられるようになった時期があります。国際世論がイラク情勢に気を取られている一方で、アフリカでは大変なことが起きていた、という論調でした。現在、同じアフリカのエチオピア・エリトリア国境での軍事的緊張、コートジボワールやブルンジの政情不安などはどれほど知られているでしょうか?事が起きてから大々的に伝えるのがメディアだとしたら、こうした国際世論の向かない地域でも、すでに活動を展開しているのが国連なのです。

こうした無関心は、日本のメディアではさらに顕著に見られました。2005年9月に開かれた世界サミットでは、国連改革が大きな議題でしたが、日本のテレビなどでは日本が安保理常任理事国入りできるか否かの報道に終始していたように思います。しかし、この時、サミットでは開発問題や人道援助に関する新たな具体策が議論されていました。また、この時期、北朝鮮に対する非難決議が総会で採択されたというニュースも大きく流れましたが、その同じ会議でイランやコンゴ民主共和国などにおける人権状況に対しても同様の決議が採択されているのです。日本のメディアは伝えませんが、国連のホームページでプレスリリースを読めば、それは確認できます。

こうした遠い世界の状況は、私もUNDSでインターンをするまではほとんど知りませんでした。以前、メディアで働いていた経験から、新聞程度の知識はありましたが、それはいくらか偏ったものだったと気付きました。主要メディアの報道だけに頼っていると視野が狭められてしまうという好例だと思います。

UNDSではいろいろ勉強させて頂きましたが、ここで出会ったのも興味深い人ばかりでした。フィンランド語など4カ国語を操る(しかし、日本語は少しあやしい)Mさん、インターン終了後すぐにアメリカ留学に向かった関西おばちゃん系ど根性娘のNさん、アフリカ中東などを旅して農村開発に情熱を傾けるO君など、国際経験という点では自分など全く及ばない人もたくさんいました。そして、国連をこよなく愛する職員の千葉さんからは本当に教わる事が多く、感謝に堪えません。

最後に、これからインターンをやってみようと思っている人たちに。3カ月間、フルタイム勤務のボランティアというのは確かに経済的にはきついですが、それに見合うリターンはあると思います。是非、思い切って飛び込んでみて下さい。

 

山邉 謙人

国際関係論を専攻していた学部時代から、国際政治の舞台としての国際連合という組織を学問的な視点から見続けてきました。そして、国際関係論の勉強を続けようと大学院への進学を前にしたとき、一度、学問としての国連や国際関係論の枠を出てみたいと思うようになりました。それまで、国連へのイメージや考えは、メディアやアカデミックな視点の影響を受けた漠然としたものは持ってはいました。しかし、実際に国際政治が動く場所で、それまでの自分が身に着けてきた「理論やイメージ」を超えて、本当の国連と世界の現実を少しでも経験してみたいと思い、国連広報センターのUNドキュメンテーションサービス(UNDS)において、インターンとしてお世話になりました。

その仕事は、レファレンス業務と主なライブラリーでの各種ガイダンスの開催等が中心でした。こうした業務の中に、世界の各地での国連の活動やそれを通して動かされる実際の国際政治が、反映されています。その業務を経験するなかで、UNDSは、草の根レベルに直接国連と世界の現状への理解を広める活動をする場であると感じました。そして、私は、その「草の根レベルへの広報」を通じて、今までに学んだことが、理論の枠を超え、現実や実践との結びつきを持たせることが出来ました。

主に、私は、その通常業務に加えて、夏休み子供ライブラリー・ツアーの一部である、国連の開発関連の統計を用いて、国連の活動と世界の現状の説明を小・中・高校生へのプレゼンテーションを担当しました。私は、これらの担当業務から以下のことを学びました。

一つは、「伝わるように伝える」ためのスキルです。すなわち、国連や国際関係の専門用語にあまり馴染みのない方々にも、国連の活動や世界の現実を正確にお伝えする技術と言えるでしょう。どんなに自分自身が理解していても、それを聞き手となる方に理解することが出来なければ意味がなく、そうするためのスキルを習得することが出来ました。

二つ目は、レファレンス業務は、膨大な量の国連の公文書、資料やデータなどを主に扱うことから、あらゆる情報の中から、様々な状況やニーズにあった最適の情報を取捨選択しお伝えするといったスキルを養えました。また、このレファレンス業務を通じて、正確な情報に触れるということが、適切な判断を下す上で、必要不可欠であるということを痛感し、常に疎かにしてはいけないものとして、改めて強く肝に銘じることが出来たと思います。

さらに、そのレファレンス業務や各種ガイダンスで扱った内容や日常の業務を通じて、国際機関のメカニズムや世の中の動きや仕組みなどを、このインターンシップを通じて肌で感じ取ることが出来ました。

また、連続ライブラリー講座やさまざまな取り組みなどを通じて、他の国連機関との接点もあるため、UNDPやUNCEFなど他の国連機関の活動を垣間見ることも一つの魅力でした。第一線で活躍される国際公務員や有識者の方々からの生のお話を聞く機会にも恵まれ、自分自身の国際問題に関する理解を深め、新たな情報や視点などそこから得たものは、その後の大学院での研究生活でも活かすことの出来る大変貴重なものとなりました。

こうして、このインターンシップは、これまでアカデミックな世界で書物などを中心に国際情勢や国際機関を見てきたものを、その枠を超えて現実のものとすることに大いに役立ちました。さらに、この経験が、学問的理解な理解を抜け出し、より深化した理解を伴うスキルとして自分自身の今後に反映されているのは、言うまでもありません。やはり、国連や国際関係に興味のある方やそれらに関する理解を深めたい方には、大変有意義なものとなるでしょう。私にとって、UNドキュメンテーションサービスでのインターンシップは、非常に恵まれた環境かつかけがえのない経験を積むことができた、またとないチャンスでした。

最後に、この場をお借りして、お世話になった国連広報センターやUNUライブラリーの職員の皆様に深く感謝を申し上げたいと思います。

 

杉村奈々子

国連の活動を通して世界の問題を知り、大学院の勉強に役立つ資料検索のスキルを学ぶことを目的に応募しました。「平日9時半〜5時半」「無給」という条件を倦厭される方も多いと思いますが、私にとっては、お金に変えられない貴重な3ヶ月間になりました。興味を持ってこのページをご覧になっている方にはぜひ、同じ経験をしていただきたいです。

当初は「国連資料」に対して、地味でマニアック…どちらかというと静的で面白みのない印象を持っていました。しかし、歴史を変えた決議文や、各国の思惑が交錯する議事録、複雑な情報を簡潔にまとめたプレスリリース、同テーマのもと新しい情報が毎年更新される年次レポートなど、目的や対象に応じて多様な資料があることを知り、「資料から見る国連」の面白さが分かるようになりました。今日まで蓄積されてきた膨大な資料に加え、リアルタイムで発信される情報に目を通しながら、国連の歴史、各組織の特徴や仕組みを学ぶことができました。

毎日の業務では、「資料を探している」「データがほしい」という問い合わせを受けて、ご要望に沿った情報を提供しました。各国人口や貧困率、就職率など基礎データの問い合わせが多い一方、東日本大震災の直後という時期もあり、「『原子力の平和利用』に関するアイゼンハワー米大統領の国連総会スピーチが読みたい」「放射線物質など危険物輸送に関する国連規格を知りたい」といった問い合わせも印象に残っています。ときには「カンボジアの1人あたりの居住面積」など、データがあるかもわからない問い合わせに苦労することもありました。

こうした問い合わせの「答え」となる資料や情報は、国連の検索ツールや各機関のHP、図書館の蔵書などから(何とか)探せるようになります。私自身、このスキルを身につけることがインターンの目的でしたが、実際には、技術的なこと以上に「こんな面白いデータがあるの?」「ここまで情報公開されているのか!」という、資料(情報)の“存在”そのものが勉強になりました。どのような情報があるかを知らなければ得られる知識も限られることを痛感し、研究の幅が広がりました。

最後になりましたが、インターンの最大の特権として、職員の方々から国連の「生」のお話を聞かせていただいたり、何気ない雑談のなかで研究へのアドバイスをいただいたりしたことも大きな財産になりました。ありがとうございました。

 














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