ラフダール・ブラヒミ氏をアフガニスタン特別代表に任命
プレスリリース 01/97-J 2001年11月16日
2001年10月3日、コフィー・アナン国連事務総長はラフダール・ブラヒミ大使をアフガニスタン担当特別代表に任命した。
ブラヒミ氏はアフガニスタンにおける国連の人道、人権および政治活動に関する全般的な権限を委任されている。同氏はまた、アフガニスタンの再建と復興のための計画策定を通じ、紛争後の平和建設段階への移行に向けた準備に着手する予定である。ブラヒミ氏は、アフガニスタンに関する国連の2つの柱、すなわち国連アフガニスタン特別ミッション(UNSMA)と人道援助調整事務所の活動を監督するとともに、その支援を受けることになる。
ブラヒミ氏は以前、1997年7月から1999年10月にかけ、事務総長のアフガニスタン担当特使を務めたことがある。
再びアフガニスタン担当となるまでの間、事務総長の予防的平和創造努力を支援する特別任務担当事務次長を務めていたブラヒミ氏は、アナン事務総長が国連平和活動の再検討を行うために設置した独立パネルの議長となっていた。2000年にこのパネルが作成した報告書は「ブラヒミ報告」と呼ばれ、現行の平和維持システムの短所を洗い直し、必要な政治、戦略・作戦および組織面を重視した改革への具体的勧告を提示した。
アフガニスタン担当特使に任命される以前、ブラヒミ氏はハイチ担当特別代表(1994年から1996年)および南アフリカ担当特別代表を務めた。南アフリカでは、ネルソン・マンデラ氏がアパルトヘイト後の大統領に選出された1994年の民主的選挙に到るまで、同氏は国連監視団の指揮を担当した。ブラヒミ氏はまた、ザイール(現在のコンゴ民主共和国)、イエメンおよびリベリアへも、事務総長の代理として特別に派遣されている。
ブラヒミ氏は1991年から1993年まで、アルジェリアの外務大臣を務め、1992年には国連環境開発会議(地球サミット)の特別報告者となった。
1984年から1991年にかけ、同氏はアラブ諸国連盟の事務次長を務めたが、1989年から1991年にかけては、アラブ諸国連盟3者間委員会のレバノンへの特使となり、同国の内戦を終結させる調停を行った。
ブラヒミ氏は1982年から1984年までアルジェリア大統領の外交顧問、1971年から1979年まで駐英大使を務めたほか、1963年から1970年にかけては、駐エジプト大使、駐スーダン大使、および、カイロのアラブ諸国連盟常駐代表を歴任した。
1956年から1961年にかけてのアルジェリア独立闘争の間、同氏は国民解放戦線(FLN)の東南アジア代表として、ジャカルタに常駐した。
ブラヒミ氏はアルジェリアとフランスで教育を受け(法律および政治学)、アラビア語、英語およびフランス語に堪能である。1934年1月1日生まれ。既婚で子ども3人。
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(AFG/160,BIO/3397)