任務と権限
経済社会理事会の任務と権限は以下の通りである。
- 国際的な経済社会問題を審議し、かつ国連加盟国や国連システムに宛てる政策勧告を作成するための中心的な場となる。
- 持続可能な開発の三つの側面がバランスよく統合された形でそうした開発を達成できるように支援する。
- 国際的な経済、社会、文化、教育、保健、その他の関連問題に関する研究や報告を行い、または発議し、かつ必要な勧告を行う。
- 経済、社会、その他の関連分野で主要な国際会議の準備と開催を行い、こうした会議のフォローアップを調整し、促進する。
- 政策や活動により一層の一貫性をもたらすために国際開発協力の傾向や進展について再検討する。
- 人権と基本的自由の尊重と順守を促進する。
- 専門機関との協議および専門機関への勧告、また国連総会に対する勧告を通して専門機関の活動を調整する。
国際的な経済社会問題の討議とその政策勧告を通して、開発のための国際協力を促進し、かつ国連システムによる行動のための優先順位を設定することで経済社会理事会は重要な役割を果たしている。