ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関
2010年、総会は四つの国連機関と事務所の権限や任務を統合して「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関」を創設した。すなわち国連女性開発基金(UNIFEM)、国連事務局国連女性の地位向上部、ジェンダー問題特別顧問室、国連国際婦人調査訓練研修所(UN‒INSTRAW)の4機関である。UN‒Womenは、世界の女性と女児の権利を実現し、そのニーズを満たすことを加速させるとともに、持続可能な開発のための2030アジェンダを達成することを目指す。UN‒Womenは、政策の策定について女性の地位委員会やその他の政府間機関を支援し、また加盟国がジェンダーの平等と女性のエンパワーメントに関するグローバルな基準やコミットメントを実施するのを支援する。また、システム全体の進展を監視するなど、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの実現に責任を持つ国連システムを支援する。