国際電気通信連合
国際電気通信連合は、情報通信技術(ICTs)のための専門機関である。グローバルな無線周波数スペクトルや衛星軌道を割り当て、技術基準を発展させてネットワークと技術の確実な相互運用性を達成できるようにし、世界の十分なサービスを受けていない人々がICTsにアクセスできるようにする。その活動を通してITUはすべての人が持つ通信へ基本的権利を保護し、支援する。ICTsは緊急サービス、給水、電力網、食糧流通網を管理、規制するのに役立つ。また、健康管理、教育、行政サービス、金融市場、運輸システム、eコマース・プラットフォーム、環境管理をも支援している。1865年に「万国電信連合」として設立され、1932年に現在の名称となり、1947年に国連の専門機関となった。193の加盟国と700以上の連合員(科学・工業団体、公的運営体や民間業者、地域機関や国際機関、市民社会機関や学術団体など)によって構成される。管理機関は「全権委員会議」で、ITUの上級職員やすべての地域を代表する48カ国「ITU理事会」の理事を選出する。ジュネーブに本部がある。