気候変動政府間パネルは、気候変動を評価する主要な機関である。国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)によって設立され、気候変動の状態とそれが経済社会に及ぼす影響について明確な科学的見解を提供する。IPCCは、気候変動の理解に関連する世界の科学的、技術的、経済社会的情報を検討し、評価する。IPCC自体は調査研究やデータの監視を行うことはない。事務局はジュネーブのWMO本部の中におかれ、職員の数は13人である。IPCCは国連加盟国とWMO加盟国のすべてに開放され、IPCCビューロー(議長団)と議長は全体会議で選出される。