国際連合訓練調査研究所(国連ユニタール)広島事務所
United Nations Institute for Training and Research (UNITAR) Hiroshima Office

国連ユニタールとは

ミシェル・ジャイルズ=マクドノー
国連訓練調査研究所(ユニタール – UNITAR)は、持続可能な未来のための能力構築を目的として、世界中の個人、組織、機関に対し、革新的な学習ソリューションを提供しています。私たちは、学習と能力開発を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速させ、グローバルな発展に貢献することを目指しています。スイス・ジュネーブの本部に加え、日本(広島)、アメリカ(ニューヨーク)、ドイツ(ボン)にも事務所を構え、世界各地にネットワークを展開しています。
国連ユニタールのビジョン・ミッション・基本価値観について
国連ユニタール は2030アジェンダに沿って、「平和Peace」、「人People」、「地球Planet」、「繁栄Prosperity」をテーマとした柱を中心に活動しています。さらに、多国間外交の強化(Multilateral Diplomacy)、2030アジェンダの推進、技術とデータを通じた研究ソリューションの提供(UNOSAT)、グローバルヘルスの課題(非感染性疾患:NCD)への対応など、横断的な分野においてもプログラムを提供しています。
私たちは、効果的かつ持続可能な成果を生み出すためには、パートナーとの強力な協力が不可欠であると考えています。弊所は、国連機関や国際機関、政府、大学、その他の学術機関、NGO(非政府組織)、財団、民間企業など、さまざまなパートナーと協力しており、パートナーの皆様は、ビジネスの経済的支援、プロジェクトの企画や運営など研修の実施支援、または戦略的な協力を通じて国連ユニタールの活動を支えています。国連ユニタールの研修生の3分の2以上がパートナーと連携した研修により学びを深めています。国連ユニタールが提供する多くの研修は、パートナーの専門知識や地域特有の知識と国連ユニタールのトレーニングや成人学習に関する知見を組み合わせることで、より高いインパクトを生み出しています。
国連ユニタール広島事務所からのメッセージ

三上 知佐(みかみ ちさ)
「国連ユニタール広島事務所の20年にわたる経験と実績をもとに、多様なパートナーと協力しながら、より良い未来を切り開くために、国連ユニタールの世界レベルの学習・知識共有サービスを国や機関、人々に提供し続けたいと思います。また、(2030アジェンダの)『誰ひとり取り残さない』という精神で、これまで我々の研修を受けられなかった人々にも機会を提供できるよう、尽力する所存です。」
国連ユニタール広島事務所は2003年に設立されて以来、20年間にわたり、累計6万人以上に対面式やオンラインの研修を提供してまいりました。紛争後復興の過程にある国の人々への研修などには、広島という立地を生かし、原爆投下後から現在の平和都市に至る過程を一つの復興モデルとして研修に組み込むなど、平和で公正な社会の実現にも貢献しています。
広島事務所は、2019年より持続可能な繁栄局(Division for Prosperity)の一部として、ジュネーブ本部の職員とともに、以下領域を軸に研修を実施しています。
- 不正防止
- デジタルスキル
- 貿易・金融
- 広島と平和
- インクルーシブな社会
- 社会的起業
国連ユニタール広島事務所の活動は日本国政府、広島県、広島市などの政府機関や民間団体、広く市民のみなさまなどからのご支援を受けて実施しています。
なお、日本での公的な支援組織として、2019年に一般社団法人「国連ユニタール協会」が創設され、国連ユニタールの広報・啓発活動に協力しています。
(2025年2月現在)
お問い合わせ先
国際連合訓練調査研究所(国連ユニタール)広島事務所
〒730-0811
広島市中区中島町3-25
ニッセイ平和公園ビル8階
Tel:082-236-3808 / Fax:082-236-8081
https://unitar.org/ja/hiroshima