「国際エコツーリズム年」記念シンポジウム
プレスリリース 02/048-J 2002年06月10日
~「地球を体験し、地球を守る新しい旅」~
より多くの人々に観光に持続可能な開発の視点を取り入れてもらおうと、国際連合は今年2002年を「国際エコツーリズム年」と定めています。この国際年は1992年にリオデジャネイロで行われた地球サミットにおいて、21世紀の地球環境保護のために取り決められた「アジェンダ21」の中にも盛り込まれています。リオの地球サミットから10年経つ今年、持続可能な開発の達成における成果と課題を再検討するために、南アフリカのヨハネルブルクで「持続可能な開発に関する世界サミット」が開催されます。この意味で、各国でエコツーリズム推進のための新たな弾みが期待されています。
エコツーリズムは地域の自然や文化への理解を深め、そのよりよい保全とゆとりある活用により、みずみずしい観光と産業を持続的に発展させるための地域運営の仕組みとして、現在、世界的にも多くの地域において奨励されています。また、エコツーリズムの考えに沿ったエコツアーは、訪れた地域の自然や伝統文化を楽しみながら体験し、理解を深めることができることもあり、近年人気が高まっています。
このような経緯をふまえ、国際連合広報センターと財団法人 五井平和財団は記念シンポジウムを7月29日(月)UNハウスにて開催します。このシンポジウムでは5月にカナダ・ケベックで開催された国際エコツーリズム年最大のイベントである「ワールド・エコツーリズム・サミット」[主催:UNEP(国連環境計画)、WTO(世界観光機関)、カナダ政府、ケベック市]の報告を行い、国際エコツーリズム年の意義やエコツーリズムに対する理解を広めます。さらに、エコツアーから得られる教育効果や地域貢献を様々な観点から紹介しながら、エコツーリズムの目指す仕組みの提言を行い、今後のさらなる取り組みやエコツアーへの参加を促進します。
記
日 時: 場 所: 主 催: 協 力: |
2002年7月29日(月) 13:00-16:20 UNハウス(国連大学ビル)3階 ウ・タント国際会議場 渋谷区神宮前5-53-70《地下鉄表参道駅、B2出口より徒歩5分》 国際連合広報センター、財団法人 五井平和財団 エコツーリズム推進協議会 国際連合大学、外務省、環境省、国土交通省、総務省、 農林水産省、文部科学省、東京都教育委員会(予定) 日本生態学会、日本生物教育学会、日本環境教育学会、 日本生物教育会、東京都高等学校理科教育研究会、 東京都中学校理科研究会、東京都小学校理科研究会 |
プログラム
13:00-13:10オープニング | 主催者挨拶 | 国際連合広報センター所長 高島肇久 財団法人 五井平和財団理事長 西園寺裕夫 |
13:10-13:50基調講演 | 「国際エコツーリズム年の取り組み―ワールド・エコツーリズム・サミット報告―」 | |
エコツーリズム推進協議会会長 愛知和男 | ||
13:50-16:20事例発表 | (発表は各40分+質疑応答10分、ファシリテーター高島肇久) | |
13:50-14:40 | 「環境教育と海洋型エコツアー」 | |
ジャック・T・モイヤー(海洋生物学者) | ||
14:40-15:30 | 「森林の保全管理とエコツーリズム―教育旅行への試み」 | |
下村彰男 (東京大学大学院教授 森林科学専攻) | ||
15:30-16:20 | 「エコツアーと地球社会理解―マレーシア・サバ州のケースから」 | |
山下晋司 (東京大学大学院教授 文化人類学専攻) |
なお、シンポジウム終了後の16:20-17:30に、2階レセプションホールにてコーヒーと冷たいお飲み物を用意しておりますので、お気軽に歓談にご参加ください。またUNギャラリー(UNハウス1、2階)では7月23日(火)から30日(火)まで地域(国内・海外)におけるエコツーリズムの取り組みのパネル展示を行います。
参加ご希望の方は以下の参加申込書にて7月24日(水)までに当広報センターへお申し込み下さい(尚、申込者が定員に達し、ご参加いただけない場合のみ、ご連絡いたします)。
参加申込書
( )「国際エコツーリズム年」記念シンポジウムに参加を希望します。
( )レセプションに参加を希望します。
国際連合広報センター宛て(FAX:03-5467-4455)
お名前 |
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所属名および役職 |
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電話番号 |
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FAX番号 |