ハイビジョン・テレビ、国連ミレニアム・サミットで先端技術をリード
総会議場で初の大型スクリーン登場
プレスリリース 00/93 2000年09月05日
ハイビジョン・テレビ、デジタル写真およびウェブ中継をはじめとする先端技術により、9月6日から8日の国連ミレニアム・サミットはまさに21世紀のイベントとなるだろう。およそ150カ国の首脳が一堂に会し、グローバルな課題に取り組むこのサミットは、史上最大の世界指導者の会議となる見込みである。
日本政府による発案を受け、NHK(日本放送協会)は無償で国連に対し、ミレニアム・サミットのハイビジョン・テレビ(HDTV)中継に関するサービスと機材を提供することとなった。また、国連テレビもNTSC方式の中継を行う予定である。国連に対するNHKの申し出には、サミット期間中における総会議場では初の大型TVスクリーン(約3.5m×6.1m)2台の使用が含まれる予定である。
HDTVはこれまで、国連ニューヨーク本部で毎年開催されている「世界テレビ・フォーラム」でも使用され、CDと同じ音質で高解析度デジタル画像を提供しており、次世代のテレビ技術と目されている。サミット期間中には、国連本部の各所に15台のハイビジョン・カメラと8台のハイビジョン・テレビモニターが設置されることになっている。
サミットの中継はハイビジョン放送にも通常のNTSC方式の放送にも利用できる。国連テレビの画像は、国連とNHKから全世界の放送局に即座に配給され、生中継あるいは録画中継放送双方に利用される予定である。
ミレニアム・サミットという歴史的な瞬間をとらえるため、イーストマン・コダック社は無償で、9月6日、その最新のデジタル技術を用い、すべての代表団長の正式なサミット集合写真を撮影することになっている。高解析度画像は即座に世界中に配給される予定である。
国連のホームページでは、mediaondemand.comとの協力により、サミット本会議の模様が英語とフランス語で生中継される。また、国連ホームページでは、サミット関連の背景情報のほか、原語による演説の本文、記事資料、ラジオ・ニュース番組および写真が入手できる。
このウェブ中継およびその他の報道はhttp://www.un.org/millennium/webcastにて英語で閲覧できるほか、アラビア語、中国語、フランス語、ロシア語およびスペイン語のホームページにもそれぞれ掲示されている。
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