SDGsの位置づけとは
プレスリリース 16-008-J 2016年01月01日
持続可能な開発
- 2015年9月、150人を超える世界のリーダーはニューヨークの歴史的サミットに参集し、普遍的かつ革新的なアジェンダを採択するとともに、貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処することをねらいとする17の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を約束しました。
- この「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、貧困に終止符を打ち、今後15年間ですべての人々にとってより持続可能な世界を構築することを目指す政府、民間セクター、市民社会その他ステークホルダーによる取り組みに拍車をかけるものです。
- 2030アジェンダは人間中心型のアジェンダであり、あらゆる場所の、あらゆる次元の貧困に決定的な終止符を打ち、誰も置き去りにしないための行動計画を定めています。
- SDGsは、私たちが共有する人道のビジョンであると同時に、世界のリーダーと人民との間の社会契約でもあります。
- SDGsは、すべての国々とすべての人々に行動を求める普遍的な目標です。
- 画期的なアジェンダが2016年に発足する中で、コミットメントの度合いはその実施によって測られることとなります。
- 持続可能な開発アジェンダの達成に向けて行動を起こせば、すべての人々にとって尊厳のある暮らしと、より大きな豊かさの共有を確保できます。それはあらゆる人にとって利益となります。
持続可能な開発と気候変動
- パリで採択された新たな普遍的気候協定は、持続可能な開発アジェンダの実施を大幅に強化することになります。
- 世界はパリ協定の履行を通じ、気候変動への取り組みに必要な措置を講じることに合意しました。こうした措置は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に重要な役割を果たすことになります。
- 温室効果ガス排出量を削減し、気候に対するレジリエンスを高めるために必要な行動は、今後数世代にわたって世界に持続可能な道を歩ませ、すべての人々にとっての豊かさと安全の基盤を整備するために必要な行動でもあります。
2030アジェンダの全般的なメッセージ
- 持続可能な開発目標(SDGs)は幅広い範囲を対象とし、経済成長、社会的包摂、環境保護という持続可能な開発の3つの次元を統合するものとなっています。それは、人間と地球のために「すべきこと」のリストでもあります。
- SDGsと169のターゲットは、国情や能力、開発水準の差異を考慮に入れ、各国の政策や優先課題を尊重しながら、普遍的に適用することができます。
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