2011年の国際年は?
プレスリリース 10-104-J 2010年12月22日
国連は2011年を「国際森林年」、「世界化学年」「国際ユース年」「アフリカ系の人々のための国際年」にそれぞれ制定しています。国際年に定められた理由や目的はそれぞれ以下の通りです。このうち、国際ユース年は2010年8月12日の「国際青少年デー」から1年間となっています。
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□ 国際森林年(International Year of Forests)
森林と持続可能な森林管理は、持続可能な開発、貧困の根絶、そしてミレニアム開発目標(MDGs)を含む国際的に合意された目標の達成に貢献しうること、また、森林は持続可能な形で管理される必要性があるということを認識する。
□ 世界化学年(International Year of Chemistry)
化学の重要性に対する社会の理解を促進すると共に、持続可能な社会の実現の上で化学の果たす役割を再認識する。
□ 国際ユース年(International Year of Youth)
世代間の対話と相互理解を目指すと同時に、平和から経済開発の推進に至るまで、人類の直面する課題を克服する上で、世界のユース(青少年)の持つエネルギーと創造性、自発性を生かすよう呼びかける。
□ アフリカ系の人々のための国際年(International Year of African Descent)
社会の全ての政治的、経済的、社会的および文化的観点におけるアフリカ系の人々の参加と統合、そして彼らの持つ多様な伝統と文化への尊敬を促進することを目的とする。
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国際社会が一年を通じて共通の問題に取り組む国際年は、1957年の「国際地球観測年」が最初で、各国においてその年の中心的行事として注目されるようになったのは1975年の「国際婦人年」あたりからと言われています。国際年の制定は通常、国連総会の場で行われ、この決定を受けて各国政府は官民合同の国内委員会を設置し、行動計画を作成するよう要請されます。
2011年の国際年を制定した国連総会決議の日本語訳は、それぞれ以下の通りです。ご参照ください。
国際森林年:プレスリリース10-105-J
世界化学年:プレスリリース10-106-J
国際ユース年:プレスリリース10-107-J
アフリカ系の人々のための国際年: 10-108-J