世界各地で国連要員の殉職、相次ぐ
2011年04月05日
2011年3月末から4月第1週にかけて、世界各地で活動する国連職員やPKO兵士たちを狙った襲撃事件や事故が相次ぎ、職務遂行中の国連要員が多数死亡。国連と平和維持活動の歴史上、まさに悲劇の一週間となった。
潘基文事務総長は声明を発し、世界の人々のために命を捧げた国連職員・平和維持兵たちに深い哀悼を表明した。
3月31日(木)にはコートジボワールで国連ボランティア1人が流れ弾に被弾して死亡。また同日、ハイチでは、国連警察官1人がひき逃げ事故に遭い死亡した。
翌4月1日(金)には、アフガニスタンで、抗議デモ参加者の国連施設襲撃事件の犠牲となって国連職員3人とネパール人警護官4人が死亡。
そして、4日(月)には、コンゴ民主共和国で国連機が墜落し、搭乗していた33人のうち1人を除く全員が死亡。同機搭乗者の大多数は国連職員だった。