「スタンド・アップ・テイク・アクション」に1億7,300万人が参加、ギネス世界記録更新
プレスリリース 09-056-J 2009年10月22日
極度の貧困の撲滅とミレニアム開発目標(MDGs)の達成を各国政府に求め、世界120カ国以上で3,000件を超えるイベントが10月16日から18日の3日間に開催され、計1億7,304万5,325人の市民が参加しました。今年で4年目となるイベント「スタンド・アップ・テイク・アクション」は、昨年の記録を約5,700万人上回る参加者を得て、史上最大規模の市民の結集として、ワールド・ギネス・レコーズの新記録に認定されました。
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は16日、ニューヨークの国連インターナショナル・スクールで約1,500人の生徒と共にスタンド・アップし、「立ち上がって行動を起こせば、私たちが生きている間に貧困をなくすことができる」と語りました。
国連ミレニアム・キャンペーン ディレクターのサリル・シェティ氏は、「3日間の間に行動を起こした1億7,300万人の人々は、貧困をなくしミレニアム開発目標を達成することへの普遍的かつ全世界的な要請が存在するという明確なメッセージを、世界の指導者たちに送った」と話しました。
東京の国連大学本部ビル(UNハウス)前で16日に行われたイベントでは、国連職員や大使館関係者、NGO、一般市民など、総勢232人がスタンド・アップを行いました。
地域ごとの参加者数は、次の通りです。
アジア地域(1億110万6,845人)、アフリカ地域(3,784万8,412人)、アラブ地域(3,139万4,459人)、ヨーロッパ地域(210万2,121人)、ラテンアメリカ地域(22万9,371人)、北アメリカ地域(19万1,535人)、オセアニア地域(17万2,582人)。
現在、世界中で10億人が飢餓に苦しみ、年間50万人の女性が妊娠および出産により命を落としています。こうした死の大多数は予防可能なものです。
イベントへの参加の呼びかけは、Global Call to Action Against Poverty (GCAP)、国連広報局および世界63カ所にネットワークをもつ国連広報センター(UNIC)とのパートナーシップのもとに、国連ミレニアム・キャンペーンが実施しました。