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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第31号】2/19付資料

2014年02月24日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第31号/2014219

シリア政府と反体制派間の交渉第2ラウンドが終了するにあたり、国連事務総長報道官は記者団に対し、ラクダール・ブラヒミ共同特別代表が交渉に進展が見られないことにつき、シリア国民に謝罪したことを明らかにしました。報道官は、ジュネーブでの交渉が長期にわたるプロセスであることを強調したうえで、ブラヒミ氏には、交渉の継続に向け、外交努力を粘り強く続ける用意があると述べました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.un.org/sg/spokesperson/highlights/index.asp

 

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は217、ダマスカス近郊のヤルムーク難民キャンプに取り残されているパレスチナ難民数千人に対し10日間にわたり、援助物資が届けられていないことを明らかにしました。2月7日の深夜に戦闘が勃発して以来、UNRWAはヤルムーク・キャンプに立ち入ることができなくなり、活動の中断を余儀なくされました。UNRWAは両当事者に対し再度、差し迫って必要とされている食料、医薬品その他の救命人道援助物資のキャンプへの搬入を認めるよう強く訴えました。

-関連プレスリリースは以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47161&Cr=Syria&Cr1=#.UwPDKIXyL-s

 

UNRWA事務局長219、声明を発表し、シリア南部の学校付近で起きた爆弾攻撃で、パレスチナ難民の子ども5人とUNRWA職員1人を含む少なくとも18人が死亡したことにつき、怒りをあらわにしました。「民間人の生命と国際法を侮辱するこの目に余る行為につき、強い嫌悪感を示さずにはいられません。紛争の全当事者には、民間人と国連施設の保護を確保する義務があります。昨日の悲劇は、対話と政治的交渉以外にシリア紛争に終止符を打つ手段はないことをはっきりと証明しています」事務局長はこのように述べました。

-UNRWA事務局長の声明文は以下をご覧ください。

http://www.unrwa.org/newsroom/official-statements/unrwa%E2%80%99s-commissioner-general-deplores-killing-18-including-five

 

人権高等弁務官事務所(OHCHR)は219、シリア全土で続く包囲が民間人に及ぼしている壊滅的な影響に関する報告書『Living Under Siege(包囲の中で暮らす人々)』を発表しました。報告書では、政府と親政府派民兵および反政府武装勢力によるホムス、リーフ・ディマシュク、ダマスカスの各県とアレッポ北部での包囲攻撃を中心に取り扱っています。この文書の指摘によると、国際人権法と国際人道法による義務に明らかに違反するこうした包囲攻撃で、民間人に深刻な困窮と苦痛が生じ、死者も出る事態となっています。

-報告書の発表に関するOHCHRのプレスリリースは以下をご覧ください。

http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=14262&LangID=E

 

アフメット・ウズムジュ化学兵器禁止機関(OPCW)事務局長214、厳正な入札手続きの結果、「有害、無害の有機・無機化学物質、廃液および関連物質の運搬、処理および廃棄に関する案件」を2社が落札したと発表しました。今回の落札は、合意された期限内にシリアの化学兵器を全廃するという目標の実現に向け、重要な一歩となるものです。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://opcw.unmissions.org/Default.aspx?tabid=6576&ctl=Details&mid=10358&ItemID=21794&language=en-US

 

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

ソーシャルメディア:

Twitter: https://twitter.com/UN

Flickr: http://www.flickr.com/photos/un_photo/

YouTube: http://www.youtube.com/unitednations

Tumblr: http://united-nations.tumblr.com/

 

フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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ダマスカスのヤルムーク難民キャンプでは、この写真が撮影された2月7日の深夜に戦闘が勃発。以来10日にわたり、援助物資が届かない状況になっている©UNRWA
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、差し迫って必要とされている食料、医薬品その他の救命人道援助物資のキャンプへの搬入を認めるよう訴えている©UN Photo
和平交渉の第2ラウンド期間中、記者からの質問に答えるブラヒミ共同特別代表(右)©UN Photo/Jean-Marc Ferré