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日本語訳(非公式)ができましたのでお知らせします
核不拡散条約(NPT)2010年再検討会議準備委員会が初会合 報告書を採択し閉幕

プレスリリース 07/026-J 2007年05月21日

2010年の核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会が、4月30日から5月11日にかけ、ウィーンのオーストリア・センターで開催されました。天野之弥大使(日本)が同会合の議長を務めました。2010年再検討会議までに、準備委員会は3回の会期を予定しており、今回が第1回となります。

議題の採択こそ遅れたものの、準備委員会は明るい見通しを感じさせる雰囲気の中で実質課題について建設的な議論を行い、再検討会議の成功に向けて幸先のよいスタートを切りました。各国代表団からは、極めて多数の提案書が提出されました。また、NPT史上初めて、国連事務総長が準備委員会にメッセージを送りました。条約の全側面に関する一般的な意見交換では、47回の発言がありました。また、下記の3つの分野については、6回の会合が開かれました。

  1. 核不拡散、軍縮、および国際安全保障
  2. 不拡散、非核地帯、および保障措置(セーフガード)
  3. 原子力の平和利用

これらの会合では、核軍縮、地域問題(1995年再検討会議で採択、2000年再検討会議の最終文書で再確認された中東に関する決議を含む)、平和目的の原子力プログラムの安全など、具体的な問題も取り上げられました。

実質協議では、154回の発言があったほか、2件の声明も配布されました。NGOの意見を聞く会合も開かれましたが、ここでは7回の発言がありました。準備委員会第1会期の作業には、締約国106カ国から代表が参加しました。

国連と国際原子力機関(IAEA)の代表も会合に出席し、事務的な支援を行いました。パレスチナ自治政府の代表はオブザーバーとして、準備委員会の作業に参加しました。その他、欧州委員会、アラブ連盟、化学兵器禁止機関、包括的核実験禁止条約機関準備委員会の各専門機関および国際・地域機関も、オブザーバーとして準備委員会会合に代表を送りました。66の非政府組織(NGO)代表も会合に出席しました。

準備委員会は5月11日、報告書を採択して無事その作業を終えました。2010年再検討会議に向け、さらに準備を進めるため、委員会は2008年4月28日から5月9日にかけ、ジュネーブで第2会期を開催することで合意しました。

準備委員会は全会一致で、ウクライナのボロディミール・イェルチェンコ大使を第2会期議長に選出しました。これまでの慣行に従い、イェルチェンコ大使は今会期の副議長を務めています。

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さらに詳しくは下記にお問い合わせください。

Francois Coutu
Political Affairs Officer, United Nations Office for Disarmament Affairs
電話:+1 212 963-2874
Eメール:coutu@un.org
また、ウェブページ(http://disarmament.un.org/NPT2010)もご覧ください。