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ノルウェー皇太子妃、UNAIDS特別代表任命を受諾

プレスリリース 06/025-J 2006年04月21日

ノルウェーのメッテ・マーリット皇太子妃は2006年4月11日、国連エイズ合同計画(UNAIDS)特別代表への任命を受諾しました。

皇太子妃は、エイズ対策を熱心に支援しています。同妃は特別代表として、HIVに感染したり、その影響を受けたりしている若者への関心と支援をさらに高めてゆく予定です。また、HIV感染者が受けている偏見に対する認識を深めたいと考えています。

「メッテ・マーリット皇太子妃をUNAIDS特別代表にお迎えでき、うれしく思います」と語るのは、UNAIDS事務局長のピーター・ピオット博士です。「皇太子妃は、エイズ禍の矢面に立たされている若者たちの心強い代弁者として、エイズ対策に大きな進展をもたらされるものと確信しています」

皇太子妃は4月25日、ジュネーブのUNAIDS事務局を訪問し、UNAIDSの活動を視察するとともに、ピオット事務局長と会談の予定です。訪問中には、UNAIDS職員や国連ポジティブ・スタッフ・グループの代表との面談も予定されています。同グループは最近、国連で働くHIV感染者が結成したものです。

皇太子妃は以前から、エイズ問題にかかわってきました。エイズ問題に対する関心や懸念を持つきっかけとなったのは、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(School of Orientaland African Studies)での研究と、2003年のノルウェー開発協力庁との協力でした。2005年1月には研究活動の一環としてマラウイを訪問し、エイズ問題を中心とする調査を行っています。

UNAIDSによれば、グローバルなエイズの蔓延は今日、最悪の世界的危機のひとつに数えられています。中でも子どもと若者たちは、最も深刻な影響を受けやすい存在です。全世界で4,000万人がHIVに感染していますが、その約4分の1が25歳未満です。15歳から24歳までの若者は、世界のHIV新規感染者のおよそ半数を占めています。2005年だけでも、500万人が新たにHIVに感染しました。

問い合わせ先
UNAIDS Geneva
Dominique de Santis
電話:+41 22 791 4509  メールアドレス:desantisd@unaids.org
Sophie Barton-Knott
電話:+41 22 791 1697メールアドレス:bartonknotts@unaids.org