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世界サミット ハイレベル本会議共同議長
オマール・ボンゴ・オンディンバ氏 略歴

プレスリリース 05/078-J 2005年09月14日

ガボン大統領のオマール・ボンゴ・オンディンバ氏は1935年12月30日、ガボン南東部のオートグエ州にある町レワイで、12人の子どもの末っ子として生まれました。

当時のフランス領赤道アフリカの首都ブラザビルで初等・中等教育を受けたボンゴ氏は、郵政公社に就職。その後、軍事教練を受けて空軍少尉、さらには中尉へと昇級し、ブラザビルからバンギ、さらにはフォールラミー(現在のンジャメナ)で軍務に就きました。

1960年のガボン独立直後、若きオマール・ボンゴ氏(1973年にイスラムに改宗するまでアルベール・ベルナールと名乗っていた)は、ガボン共和国初代大統領のレオン・ムバ氏とともに政界入り。外務省で要職を務めた後、1961年には参謀総長に就任しました。レオン・ムバ大統領は、ボンゴ氏の能力と行動力を高く評価し、側近として重用。1965年には早くも、閣僚名簿に名を連ねる存在となりました。

共和国大統領府官房長官に任命されたボンゴ氏は、その後、国防・調整担当大臣、情報・観光大臣も歴任しました。

1966年には共和国副大統領に就任。1967年3月の大統領選では、レオン・ムバ大統領がボンゴ氏をパートナーとしてキャンペーンを展開し、再選を果たしました。1967年11月に建国の父であるムバ大統領が死亡すると、オマール・ボンゴ・オンディンバ氏は憲法の規定により、後継者としてガボン大統領に就任しました。

1973年、1980年、1986年に再選を果たしたボンゴ大統領は、1993年と1998年に行われた第1回、第2回の複数政党制選挙でも過半数を獲得し、当選しています。

既婚で子どももいるボンゴ大統領は、その政治的活動や、アフリカと世界の平和への貢献をたたえられ、数多くの褒賞を受けています。具体的には、セントマイケル・セントジョージ大十字章(英国)、国家功労大十字章(フランス)、国家レジオンドヌール大十字章(フランス)、マルタ最高功労大首章のほか、カメルーン、セネガル、ニジェール、チャド、ギニア、中央アフリカ共和国など、多くのアフリカ諸国からも国家大十字章を受勲しています。