世界サミット ハイレベル本会議共同議長
ヨーラン・パーション氏 略歴
プレスリリース 05/077-J 2005年09月14日
ヨーラン・パーション氏は1996年以来、スウェーデンの首相を務めています。
パーション氏は若いころから、より近代的で平等な社会の実現に尽くすことを決意。15歳でスウェーデン社会民主党青年部に入党しました。
オレブロ大学卒業後、パーション氏はスウェーデン社会民主党青年部で政治活動を開始。その後はカトリーネホルム市で教育委員長を含め、いくつかの職を歴任しました。1979年には国会議員に選出されましたが、5年後にカトリーネホルムに戻り、市の委員長に就任しました。
委員長在任中には、その後の政治活動の糧となる貴重な経験を積んだ、とパーション氏は語っています。なかでも重要な教訓は、社会は絶えず変化するということでした。パーション氏自身、「常に新たな課題が生まれる。人々のニーズや要求は常に増大、変化する。過去の問題が再燃することもある」と述べています。
パーション氏は、スウェーデン社会の改善に貢献したいという一心からストックホルムに戻り、教育科学大臣に就任。1989年から1991年にかけては、義務教育と高等教育、職業訓練、公教育に関連する問題を担当しました。
1994年、パーション氏は財務大臣に任命されました。スウェーデンの財政再建は、財務大臣在任中の最重要課題の一つでした。1996年3月に社会民主党党首に選出されたパーション氏は、年内にスウェーデン首相に就任。1998年と2002年には再選を果たしています。
ヨーラン・パーション氏のリーダーシップにより、スウェーデン政府は国際平和と開発の推進を目指し、積極的な外交を展開。パーション氏は引き続き、失業の削減、質の高い教育の確保、移住者統合の改善、環境保護、平和で自由な世界の実現などに真剣に取り組んでいます。
ヨーラン・パーション氏は1949年、ソルムランド県ビンゴーケル生まれ。既婚で、前妻との間に娘が2人。