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朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)人権特別報告者
ウィティット・ムンタボーン氏の略歴

プレスリリース 05/020-J 2005年02月23日

 国連人権委員会のマイク・スミス委員長は、ウィティット・ムンタボーン氏(タイ)を朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の人権状況に関する特別報告者に任命しました。この任命は、人権委員会の各地域グループ代表との協議を経て、2004年7月13日付で行われたものです。

 ムンタボーン氏は国際的に広く知られた人権専門家。国連システム内では、子どもの売買、売春およびポルノに関する特別報告者(1990-94年)を務めたほか、多くの国連機関で専門家や顧問を歴任しました。また、「人権に関する技術協力のための国連自発的基金(United Nations Voluntary Fund for Technical Cooperation on Human Rights)」の理事会メンバーも務めています。

 ムンタボーン氏は現在、バンコクのチュラロンコン大学法学部教授として、国際法、人権、人道法などの講義を担当。国連会議からNGOを対象とした研修プログラムに至るまで、世界各地のセミナーや会議で150回を超える講義や発表、報告を行っています。また、国内でも国際的にも、アジア太平洋地域の人権から難民法、子どもの権利、女性の権利、さらには人道法に至るまで、幅広い問題に関する論文を発表しています。さらに、人権に関する研修プログラムなど、市民社会向けの無償援助活動も数多くこなしています。

 特別報告者をはじめとする人権委員会の「受託者」は、いずれの政府からも独立し、個人の資格で活動します。朝鮮民主主義人民共和国に関する特別報告者は、国際人権条約や国際人道法による義務の遵守を含め、同国の人権状況を調査し、人権委員会と総会に報告を行うことを委託されています。