6月26日は国連憲章の誕生日
2015年06月24日
1945年4月~6月の2ヶ月間、「国際機関に関する連合国会議(United Nations Conference on International Organization)」がサンフランシスコで開催されました。そして、会議最終日の6月26日、「戦争の惨害」を終わらせるという、強い公約とともに国連憲章(the Charter of theUnited Nations)が、50カ国の代表によって署名されました。*ポーランドは会議に代表を送っていませんでしたが、その後に国連憲章に署名し、原加盟国51カ国の一つとなりました。
あれから今年で70年。国連憲章の誕生を祝う祝典が、外交官、学生、市民そして国連高官など1,000名近くが参加し、6月26日、サンフランシスコで開催されます。
2015年はまた、世界のリーダーが極度の貧困を終わらせ、気候変動に取り組み、進むべき未来の進路を決定する歴史的な年でもあります。
#action2015 #UN70
日本語リンク: 国連創設70周年 2015:グローバルな行動のとき
英語リンク:UN70 Anniversary website 2015 Time for Global Action:
国際連合憲章前文について語る(国連ピース・メッセンジャー マイケル・ダグラス)
この記念すべき日に向けて、米国の俳優で国連ピース・メッセンジャーを務める、マイケル・ダグラス氏からメッセージが寄せられています。
70周年記念 国連憲章発行
また、国連憲章70周年を記念する、レインボーカラーのポケット版 国連憲章も発行されます。
1945年6月26日、当時の様子を伝える映像資料
国連憲章 前文
われら連合国の人民は、
われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、
基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、
正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、
一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上とを促進すること
並びに、このために、
寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互いに平和に生活し、
国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、
共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、
すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して
、 これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。
よって、われらの各自の政府は、サン・フランシスコ市に会合し、全権委任状を示してそれが良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章に同意したので、ここに国際連合という国際機構を設ける。
国連憲章テキスト全文(日本語訳)