「国際女性の日」2009 国連機関共催公開フォーラムのご案内
プレスリリース 09-008-J Rev.1 2009年02月23日
「国際女性の日」2009
国連機関共催公開フォーラムのご案内
国連は3月8日を「国際女性の日」と定め、女性たちが平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日としています。
日本では2009年3月6日(金)、在日国連諸機関が東京・渋谷の国連大学本部ビルにおいて公開フォーラムを共同開催します。今年のテーマは、2008年から2015年にかけて国連が実施している“UNiTE to End Violence Against Women”キャンペーンの取り組みの一環として、“Women and Men: United to End Violence against Women”(「女性への暴力 ~根絶に向け男女が力をあわせて今できること~」)が選ばれました。
女性への暴力は、個人を心身ともに傷つけるだけでなく、家族をも傷つけ、コミュニティを不安にさせ、やがては社会全体の暴力を助長する傾向にあります。また、女性への暴力は、被害者の能力開発やスキルを身につける機会を奪うことから、経済生産性を低下させると同時に、保健などの公共サービスに負担をもたらします。世界銀行のデータによると、世界的に見て15歳から44歳の女性は、癌、交通事故、戦争、またはマラリアにかかるよりも、DV(ドメスティック・バイオレンス)の被害にあう確立が高いとされています。
国際女性の日2009は、家族で、職場で、そして社会でこの問題を語り合うことで、女性への暴力の根絶をめざす機会です。本フォーラムへの皆さまのご参加をお待ちしています。参加ご希望の方は、公開フォーラムのウエブサイト( http://www.unu.edu/iwd/ )からお申込み願います。
日 時: 2009年3月6日(金) 午後2時~7時
場 所: ウ・タント国際会議場 (国連大学本部ビル3階)
プログラム
司会: 井川敦子 国連開発計画(UNDP)東京事務所 渉外担当
13:30受付
14:00オープニング
-潘基文国連事務総長からのビデオメッセージ
-横田洋三 国連大学学長特別顧問 開会挨拶
-小渕優子 内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)
14:15基調講演および質疑応答
-ダニエル・トゥール 国連児童基金(ユニセフ)南アジア地域事務所長
-堤美果 ジャーナリスト(『ルポ 貧困大国アメリカ』著書)
15:15 休憩
15:25パネル・ディスカッションおよび質疑応答
‐塚崎裕子 内閣府 官房審議官(男女共同参画局担当)推進課長
‐土井香苗 ヒューマンライツウォッチ アジア局東京ディレクター
‐近藤恵子 NPO法人全国女性シェルターネット 共同代表
‐功刀純子 国連児童基金(ユニセフ)東京事務所代表
‐池上清子 国連人口基金(UNFPA)東京事務所所長
‐ヨハン・セルス 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表
‐二村まどか 国連大学 学術研究官 <モデレーター>
17:00 レセプション(2階レセプション・ホール)会場の皆さま全員にご参加いただけます。
*日英の同時通訳がつきます。
*当日のシンポジウムは下記ウエブキャスト(ライブおよび録画)でも閲覧可能です。
http://c3.unu.edu/unuvideo/?234