本文へスキップします。

  • プリント

ここから本文です。

貧困をなくすために国連職員と一緒に「スタンド・アップ」

プレスリリース 10-057-J 2010年08月31日

9月17日(金)から19日(日)の3日間、国連ミレニアム開発目標(MDGs)の達成を訴える世界的キャンペーン、STAND UP TAKE ACTION(スタンド・アップ・テイク・アクション=以下スタンド・アップ)が行われます。これに合わせ、キャンペーン初日の17 日(金)、東京・渋谷の国連大学本部ビル(UNハウス)前では、国連職員、各国大使館および大学生や若者を含む市民社会グループが共にスタンド・アップし、世界各地で立ち上がる人々との連帯を示します。

スタンド・アップは、MDGsの達成をめざして世界の市民の行動を呼びかけるもので、国連の「ミレニアム・キャンペーン(MC)」と「GCAP(貧困をなくすために活動する世界最大のNGO連合体)」のパートナーシップの下に実施される取り組みです。この3日間に世界中の人々が、MDGsの達成を求めて立ち上がり、またはそれに準じた行動をとり、意思表示を行います。

MDGs達成期限の2015年まで残り5年となる今年、ニューヨークの国連本部では9月20-22日に「MDGサミット」が開催されます。同サミットは潘基文(パン・ギムン)事務総長が各国首脳に呼びかけて開かれるもので、目標達成に向けた今後の取り組みが話し合われる予定です。こうした背景から、2010年のスタンド・アップはMDGサミットを直後に控えた各国代表者への世界市民による強い意志表示の機会となります。

2010年のスタンド・アップは例年の“立ち上がる”アクションに加え、「創造的な音(ノイズ)」を出すことでMDGs達成への意志を表現します。国連大学本部ビル前でのスタンド・アップでは、日本の伝統芸能である和太鼓の演奏が行われるとともに、「スタンド・アップ2010キャンペーン・サポーター」に就任予定の日本サッカー協会特任理事でJICAオフィシャルサポーターの北澤豪氏によるメッセージが予定されています。

日 時:2010年9月17日(金) 12:00-(約40分程度を予定)
場 所: 国連大学本部ビル(UNハウス)前 (東京都渋谷区神宮前5-53-70)
内 容:国連職員、外交団、市民グループ参加のスタンド・アップの実施、高校生による和太鼓演奏
協 力: 明星学園高等学校 和太鼓部(2010年全国高等学校総合文化祭にて優良賞を獲得)
問い合わせ先:国連広報センター  担当・岡野(Tel: 03-5467-4451)

貧困をなくすために“立ち上がる”世界同時イベント「スタンド・アップ」はこちら: http://www.standup2015.jp/index.html

【MDGsとは?】
2000年、ニューヨークの国連本部で開かれた「ミレニアム・サミット」に参加した各国首脳は「ミレニアム宣言」を採択し、世界の人々、特に貧困層がよりよく暮らすためのニーズを満たすために、8つの約束「ミレニアム開発目標(MDGs)」を交わしました。その約束の達成期限は2015年。約束の日を目指して、部分的には状況が改善、進展を見せてはいるものの、達成にはまだ遠い道のりが残されています。 より多くの人がこの現実を認識しアクションを起こすことで、目標達成は少しでも可能に近いものになります。