国連安保理もバングラデシュのテロ攻撃を非難
2016年07月04日
2016年7月2日 – 国連安全保障理事会は、バングラデシュの首都ダッカのカフェで1日に発生したテロ攻撃に対する国際的な非難の声に加わりました。この事件については、イラクおよびレバントのイスラム国(ISIL/ダーイシュ)が犯行声明を出しています。
安保理は2日、プレス・ステートメントを発表し「開発協力要員を含め、バングラデシュ人と外国人合わせて20人を超える死者と多くの負傷者を出した(中略)凶悪かつ卑怯なテロ攻撃を非難」しました。
理事国15カ国は「どのような形態を取るにせよ、テロリズムは国際の平和と安全に対する最も深刻な脅威である」ことを再確認し、すべての国があらゆる手段を用い、このような脅威と闘う必要性を強調しました。
安保理は、こうした非難されるべきテロ行為の実行犯や組織者、資金提供者、後援者を裁きにかける必要性を重視するとともに、すべての国々に対し、この点であらゆる関連当局と積極的に協力するよう強く訴えました。
安保理はまた、どのような形態を取るにせよ、テロリズムが「その動機、場所、時期、そして実行者に関係なく、正当化できない犯罪」であり、「いかなる宗教、国籍、文明、民族とも関連づけられるべきでない」ことを改めて明らかにしました。
安保理は犠牲者の家族、バングラデシュの国民と政府、そして犠牲者を出した国々の政府に深い同情と哀悼の意を示し、負傷者の一刻も早い全面的な回復を祈ると述べました。
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長も2日、報道官を通じ、このテロ攻撃を非難するとともに、テロリズムの防止と対策に向けた地域的、国際的取り組みをさらに強化する必要性を強調しました。
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