UN Women事務局長が初の日本公式訪問
プレスリリース 12-055-J 2012年11月09日
女性の全面的参画への支援と呼びかけに対して日本政府に謝意
3日間の訪問中、女性に対する暴力根絶も強調
11月9日、東京 — UN Women事務局長で国連事務次長のミチェル・バチェレ氏は、初の日本公式訪問で、国家の真の進歩と経済復興の基礎としてのジェンダー平等と女性の人権を強調していきます。
11月12日から14日までの日本訪問中、バチェレ氏は政府高官と会談する予定です。バチェレ氏は、日本が国際開発と持続可能性を擁護して先導していること、また2011年の女性の政治参画に関する国連総会決議への支援を通して女性の人権に指導的役割を果たしてきたことを称賛するとともに、経済および政治的政策決定への女性の全面的参画を保証できる確固たる政策を提唱します。
バチェレ氏は次のように語っています。「女性の人権とエンパワーメントは、未来に真の希望を与えるものです。女性の政治的リーダーシップと経済的参画を拡大すれば、社会のすべての人々に膨大な利益をもたらすことができます。UN Womenは日本政府の支援に心から感謝するとともに、協力がさらに強まっていくものと期待しています」
日本では、女性の労働力参加率の上昇が、日本の経済にとって非常に大きな潜在的経済力につながったと考えることができます。
バチェレ氏は指導者たちに、政策決定のあらゆるレベルでの女性の全面的参画を促進するよう要請していきます。訪問中、「女性に対する暴力をなくす運動」の一環として内閣府男女共同参画局が実施する東京タワーのライトアップイベントにも参加する予定です。バチェレ氏は世界中のすべての国で女性に対する暴力をなくす緊急性を訴えます。
東京では、民間企業、市民社会、メディア、国連システム職員、UN Women日本国内委員会のそれぞれの代表者や国連大学長をはじめとした、UN Womenのパートナーと面談します。また渋谷中学高等学校を訪問し、若者と対話する予定です。
最終日には堺市を訪問し、指導者や市民社会の代表と面談して、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを前進させるための協調について話し合う予定です。
UN Women事務局長 ミチェル・バチェレ氏の記者会見
日 時: 2012年11月13日(火)午後4時30分~5時30分
会 場: 日本記者クラブ (日本プレスセンタービル9階)
お問い合わせ: UN Women 日本事務所(Tel: 072-223-0009)
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