アミーナ・J・モハメッド国連副事務総長の訪日について
プレスリリース 17-046-J 2017年09月29日
アミーナ・J・モハメッド副事務総長が、10月1日から3日の日程で同ポスト就任後初めて日本を訪問します。
10月2日に都内で開かれる「朝日地球会議2017」でSDGsをテーマにしたスペシャルトークに登壇するほか、滞在中日本政府や、SDGs推進に不可欠な民間部門のリーダーなど、各界の要人と懇談する予定です。
モハメッド副事務総長は、国連システムにおいて事務総長に次ぐナンバー・ツーにあたり、最も高い地位にある女性です。
取材に関するお問い合わせは、国連広報センター 岸田晴子(電話:03-5467-4451) まで。
アミーナ・J・モハメッド国連副事務総長 略歴
アミーナ・J・モハメッド氏は、2015年11月から2016年12月にかけ、ナイジェリア連邦共和国で環境大臣を務め、自然環境の保護と持続可能な開発に向けた資源の保全を図ることで、同国の気候変動対策を指導しました。それ以前には、潘基文(パン・ギムン)事務総長のポスト2015開発アジェンダ担当特別顧問として、持続可能な開発目標(SDGs)を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の合意に欠かせない役割を果たしました。
国連に加わる以前、モハメッド氏はナイジェリアで3政権にわたり、ミレニアム開発目標(MDGs)に関する特別顧問を務め、貧困や公共セクター改革、持続可能な開発を含む課題について助言を行うとともに、債務削減により得られた年間10億ドルをMDGs関連の貧困削減政策に充てました。
また、ニューヨークのコロンビア大学で開発実践を担当する非常勤教授を務める傍ら、ポスト2015開発アジェンダに関する国連事務総長のハイレベル・パネル、持続可能な開発のためのデータ革命に関する独立専門家諮問グループ、ビル&メリンダ・ゲイツ財団グローバル開発プログラム、アフリカ女性のミレニアム・イニシアティブ、ガール・エフェクト、2016年アフリカ連合(AU)改革、アクションエイド・インターナショナルの教育の権利プロジェクトなど、数多くの国際的な諮問委員会やパネルにも関わっています。
モハメッド氏は、保健、教育および公共セクター建築物のプロジェクト管理を担当する建築家や技師とともに、35年に及ぶ民間セクターでの経歴をスタートさせました。
1961年生まれのモハメッド氏は、ナイジェリアと英国で教育を受けています。既婚で子ども6人。
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