ヴォルカン・ボズクル第75回国連総会議長(略歴)
2020年09月15日
国連総会は2020年6月17日、ヴォルカン・ボズクル氏(トルコ)を2020年9月から2021年9月にかけて開催される第75回総会の議長に選任しました。
アンカラ大学法学部を卒業したボズクル氏は1972年、トルコ外務省に入省しました。外交官として39年に及ぶキャリアを誇り、トルコ欧州連合(EU)常駐代表、駐ルーマニア大使、駐ニューヨーク総領事、経済協力開発機構(OECD)常駐代表部参事官、在イラク大使館一等書記官、在シュトゥットガルト副総領事などを歴任しています。また、トゥルグト・オザル首相の外交政策顧問、トゥルグト・オザル、スレイマン・デミレル両大統領の官房長官および外交政策顧問長、EU問題担当外務次官補、EU問題担当事務局長にも起用されたことがあります。
2011年、国会議員選挙で初当選したボズクル氏は、その後3回の国会議員選挙でも当選。国会議員としての9年間にわたる任期中には、外交委員長、トルコ・米国友好議員団議長、トルコ・ロシア市民フォーラム共同議長を歴任しています。また、2014年から2016年にかけては、EU問題担当大臣兼交渉責任者を務めました。2018年には、4度目のトルコ大国民議会外交委員長に選任され、その任期中には、トルコ・オーストラリア友好議員団の議長も務めています。
ボズクル氏は、ルーマニア星勲章、イタリア共和国功労勲章「勲爵士」号、アゼルバイジャン共和国外務省建国100周年記念メダルを受章しています。既婚で子ども2人、孫娘3人。
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