フィレモン・ヤン 第79回国連総会議長(略歴)
プレスリリース 24-059-J 2024年09月05日
フィレモン・ヤン大使は、経験豊富な熟練の外交官です。
カメルーン国内では、2009年から2019年にかけて首相・政府の長を務めました。在任中は、重要な地域的・国際的なハイレベル会合において、国家元首(である大統領)の名代を務めました。
このほか、国土行政副大臣(1975-1979年)、鉱業・エネルギー大臣(1979-1984年)、カメルーン共和国大統領府担当大臣兼官房副長官(2004-2009年)といった政府の要職を歴任しました。2020年からは、カメルーン共和国大統領府でGrand Chancellor of National Ordersを務めています。
国際的には、カメルーンの駐カナダ高等弁務官(1984-2004年)として、14年にわたり外交団長を務めました。また、ワシントンDC、ロンドン、ニューデリーほか、いくつかの首都で開催されたハイレベル経済首脳会議においてカメルーン代表団を率いました。
アフリカ地域では、アフリカ連合(AU)の機構改革に関するサミットを含め、首脳レベルのAU総会の各種会議に参加しました。
2020年2月からは、AU著名なアフリカ人パネルの議長を務めています。同パネルは、AU委員会の委員をはじめとする、AU内における重要ポストの候補者の審査などの役割を担っています。
国連での活動では、カルタヘナ議定書政府間委員会の委員長を務めました。
また、人道問題、人権と尊厳の尊重、法の支配、自然と環境の尊重、気候変動との闘い、国連の改革と刷新にも熱心に取り組んでいます。
ヤン大使のビジョンとコミットメントは、平和と安全、経済・社会の発展、そして女性・子ども・障害者の地位向上を含めた人権の尊重に関する、国連憲章に謳われている理想、目的、原則に根差しています。
1947年6月14日、カメルーン北西州ジケジェム・オクに生まれたヤン大使は、カメルーンの政治家であり、判事としての教育も受けています。カメルーンのヤウンデ大学で法学の学位を取得したほか、国立行政・司法学院も卒業しています。さらに、カナダのオタワ大学に進学して国際法修士号を、米国のセンチュリー大学では経営学修士号を取得しました。
ヤン大使は、リンダ・ヤン氏と結婚しており、3人の子どもの父親でもあります。
* *** *
原文(English)はこちらをご覧ください。