大阪・関西万博 国連パビリオン、本日より一般公開
プレスリリース 25-024-J 2025年04月13日
⼤阪・関⻄、2025 年4 ⽉13 ⽇ – 2025年⽇本国際博覧会(⼤阪・関⻄万博)の国連パビリオンが本⽇、「⼈類は団結したとき最も強くなる。(United for a Better Future)」をテーマに開館しました。今後6 カ⽉間で、万博には約2,800 万⼈の来場が⾒込まれており、国連パビリオンにも多くの来場者を迎える予定です。
⻘を基調とした印象的な外観と、持続可能な開発⽬標(SDGs)の輪が⽬を引く国連パビリオンでは、常設展⽰、各種イベント、そして企画展⽰を通じて、国連の80 年にわたる歴史上の重要な節⽬を振り返るとともに、35 の国連諸機関、および15 の国連事務局の部局の活動にまつわるストーリーや展⽰品を紹介しています。また、アントニオ・グテーレス国連事務総⻑によるメッセージを含む5 分間の没⼊型(イマーシブ)映像も上映されます。映像を通じて、皆が平和と尊厳、そして平等を享受しながら健全な地球に⽣きられる世界を実現するには、皆の協⼒が不可⽋だと呼びかけます。
アントニオ・グテーレス国連事務総⻑は、ビデオメッセージを通じて「このパビリオンでは、1945 年の創設から今⽇に⾄るまで、国連が世界中で⾏ってきた活動を紹介しています。また、今⽇の⼈々の⽣活において国連がいかに⼤きな役割を果たしているかが分かるでしょう。それは⽇本においても同じです。そして、このパビリオンは⼀つの重要な真実を表しています。それは、平和でより良い未来を築くためにはすべての国、すべての⼈々が⼀つになって協⼒する必要があるということです」と述べました。
パビリオンの⼊⼝には、⽇本の⽅々からニューヨークの国連本部に寄贈された「平和の鐘」のミニチュアレプリカが置かれています。来場者は、平和の鐘の由来やそのメッセージについて学び、実際に⾃ら鐘を鳴らすことができます。既に多くの来場者が喜んで鐘を鳴らす様⼦が⾒られました。今後特定の式典の場でも⽤いられる予定で、詳細は後⽇発表されます。
国連事務次⻑補兼陳列区域代表のマーヘル・ナセルは「2年以上にわたる準備期間と、多くの同僚や関係者の尽⼒のおかげで、今⽇こうしてパビリオンが開幕を迎え、多くの来場者が列を成して⼊場を待つ姿を⽬にできたことを⼤変誇りに思います。来場者や同僚たちからも⾮常に好意的な反応をいただき、直接お話しできたことでとても⼼が温まりました」とコメントしました。「国連パビリオンのメッセージは、平和、⼈権、⼈道⽀援、持続可能な開発、気候変動対策といった国連の中核的な使命に根ざしています。今⽇の世界における多くの課題は、今こそ団結と連帯が不可⽋だということを浮き彫りにしています。団結があるところに成功があります。分断があるところでは、成功はよりつかみにくくなるのです。」
今後6 カ⽉間にわたり、国連パビリオンでは万博の「テーマウィーク」や国連の国際デーのほか、その他の優先課題に沿った特別展⽰やイベントが多数開催されます。その第⼀弾として、4 ⽉13 ⽇から20 ⽇まで「国連と⽇本」展が開催され、国連と⽇本をめぐる主な出来事を紹介します。この企画展は国連グローバル・コミュニケーション局によって準備され、主要な節⽬を振り返るビジュアル年表や、国連で働く⽇本⼈職員によるビデオメッセージなどが展⽰されています。
国連の⼤阪・関⻄万博への参加は、⽇本政府の寛⼤な⽀援と、世界各地の数多くの国連機関の協⼒により実現しました。パビリオン内にはご協⼒頂いたパートナーに対する謝意を⽰すプレートも設置されています。
⼤阪・関⻄万博は4 ⽉13 ⽇から10 ⽉13 ⽇まで開催され、約2,800 万⼈の来場が予想されています。「United for a Better Future: ⼈類は団結したとき最も強くなる。」をテーマに、国連パビリオンは午前9 時30 分から午後9 時まで毎⽇開館します。
⼤阪・関⻄万博における国連の取り組みについての詳細は、以下までお問い合わせください。
国連パビリオン 広報担当
寺井浩介
メールアドレス:kosuke.terai@un.org
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