ミュレ国連平和維持活動(PKO)担当事務次長補の来日について
プレスリリース 13-079-J 2013年11月08日
このたび、エドモンド・ミュレ国連平和維持活動(PKO)担当事務次長補が日本政府外務省の招聘により、11月10日から13日まで来日します。事務次長補は、国連PKOなどに携わる政府関係者や国会議員と意見交換を行うほか、日米共催 第3回国連平和維持活動(PKO)幹部要員訓練コース(GPOI SMLコース)の開講式に出席し、基調講演を行う予定です。以下はミュレ事務次長補の略歴です。
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エドモンド・ミュレ 国連平和維持活動(PKO)担当事務次長補
略 歴
エドモンド・ミュレ(グアテマラ)は2011年6月1日、事務総長により、国連平和維持活動(PKO)担当事務次長補に再任されました。事務総長特別代表 兼 国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)の長として、2010年1月のハイチ地震直後に同国に派遣されたミュレは、人道援助の提供から最近の大統領選実施に至るまで、同国の復興に向けた国連の活動を先頭に立って進めてきました。
それ以前(2007~2010年)には、平和維持活動局のPKO担当事務次長補の職にありました。2006年から2007年にかけては、ハイチに展開する平和維持活動(MINUSTAH)を担当する特別代表を務めていました。MINUSTAHはミュレ特別代表のリーダーシップのもと、ハイチ当局と密接に連携し、同国の大幅な安定化と、重要な制度改革の実現に努めました。特別代表に任命されるまで、グアテマラの外交官として駐欧州連合(EU)大使と駐米大使を務めたほか、12年間にわたって国会議員としても活躍し、うち1期は国会議長の職にありました。議員時代には中米和平プロセスやエスキプラス合意、グアテマラ和平交渉にも積極的に関与しました。
ミュレ事務次長補はグアテマラのほか、カナダ、米国、スイスでも教育を受けました。公務の傍ら、長年にわたってジャーナリストや公的機関の顧問弁護士を務めたほか、企業数社の経営者や法律事務所のシニアパートナーとして、民間でも活躍しています。1951年、グアテマラ生まれ。既婚で子ども2人。スペイン語、英語、フランス語に堪能。
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ー現在、世界各地で展開中の国連平和維持活動(PKO)