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国連60周年記念「東洋の心」山水の美 - 国連展
ニューヨーク国連本部で12月20日にスタート

プレスリリース 05/101-J 2005年12月09日

世界各国が平和と経済・社会の発展のために協力することを誓って1945年10月24日に発足した国際連合は、現在191カ国が加盟し、2005年には60周年を迎えました。この国連60周年を記念し、時空を越えた理想美ともいえる「山水の美」をテーマに、ニューヨーク国連本部の展示ホールにおいて『「東洋の心」山水の美-国連展』が開催されます。中国と日本を代表する二人の芸術家による作品を展示し、「東洋の心」とも言える山水の美の表現において、東洋と西洋の精神美の交感をご紹介します。

今日、世界の注目を集めている中国の写真芸術家・汪蕪生(ワン・ウーシェン)氏は、中国名山の中でもとりわけ険しい安徽省の黄山をライフワークとしています。その作品は中国の伝統的な水墨山水画の精神を独自の芸術写真で切り開き、1998年にウィーン美術史博物館で開催された汪蕪生『天上の山々』展では、ヨーロッパに大きな感動と影響を及ぼしました。

一方、日本画家・東山魁夷画伯(1908-1999)は東京美術学校日本画科を卒業後にドイツに留学、早くから西洋文化に接し、ヨーロッパの荘厳な古城や静かな町並み、神秘的に広がる北欧の風景画とエッセーを残しました。さらに、中国各地を取材するなどして風景絵画の巨匠としての地位を固めました。同氏の詩的情緒豊かな日本画は、東洋における美の精神の中にも西洋の美に通じたものを宿しており、独自の抒情性と装飾性は今日でも世界中から親しまれています。

※なお、東山魁夷画伯の作品は国連会場仕様の問題により、セイコーエプソンの最新技術で制作された複製作品を展示します。

タイトル: 国連60周年記念 「東洋の心」山水の美-国連展
期 間: 2005年12月20日(火)~2006年3月10日(金)
場 所: ニューヨーク 国連本部1階展示ホール
入 場: 無料
主 催: 「東洋の心」山水の美-国連展実行委員会
共 催: 国際連合本部(UN)国際連合環境計画(UNEP)
後 援:

国際連合日本政府代表部、国際連合中華人民共和国代表部、
長野県、中国安徽省旅游局、中国黄山市人民政府、
日本文化再生議員連盟、社団法人日本経済団体連合会

問い合わせ: 栄光教育文化研究所 松田まで(Tel: 03-3535-3337)