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ヨガの国際デー(6月21日)事務総長メッセージ

プレスリリース 15-050-J 2015年06月19日

今年インドを訪れた際に、国連の上級顧問の1人と共にヨガを行う機会がありました。偶然、彼はインド出身者だったのですが、世界のさまざまな地域から来ている他の多くの同僚とでも同様に行うことができたことでしょう。ヨガは伝統的な背景を持つ古くからの鍛練で、今では世界中のあらゆる地域で実践されているほど、その人気は高まっています。国連総会は、6月21日をヨガの国際デーと定め、時代を超えたこの鍛練がもたらす心身一体的な恩恵、ならびに国連の原則と価値観との固有の融和性を認めています。

ヨガは、人々の肉体的・精神的な健康と幸福を促すための、シンプルで容易に実践できる包摂的な手段です。ヨガは、周りの人々や私たちが共有する地球を大切にする心を育みます。また、ヨガは人を差別しません。相対的な体力や年齢や能力にかかわらず、すべての人がそれぞれ自分に合ったレベルで実践することができます。

私自身、最初のアーサナ(Asana)として初心者向けの木のポーズを試してみて、そのことに気づきました。バランスを取るのに少し時間がかかりましたが、ひとたびバランスが取れると、ヨガから得られる素朴な充足感を感じました。

この初めてのヨガの国際デーに、個人の幸せにおいてだけでなく、公衆衛生の改善、平和的関係の促進、そしてすべての人の尊厳ある生活の実現に向けた集団的努力において、ヨガがもたらす恩恵を享受しようではありませんか。