ネルソン・マンデラ国際デー(7月18日)事務総長メッセージ
プレスリリース 11-047-J 2011年07月19日
どんな人でも、自分の生涯を決定づけるきっかけとなった人を忘れることはないでしょう。感動を与えてくれる人は、誰にも必要です。世界中の数えきれないほど多くの人々にとって、ネルソン・マンデラ氏はまさにそうした人物であり続けています。
ネルソン・マンデラ氏は弁護士、そして自由の戦士として、政治犯、和平仲介者、大統領など、さまざまな立場を経験してきました。国々を癒し、数世代の指導にあたり、何百万人もの人々から「マディバ」の愛称で親しまれているネルソン・マンデラ氏は、英知と勇気、そして誠実さを生きながらにして象徴する存在です。
マンデラ氏の93歳の誕生日、そして2回目の「ネルソン・マンデラ国際デー」を祝うにあたり、私はネルソン・マンデラ財団ともども、67分間の公共奉仕を行うよう、全世界の人々に呼びかけたいと思います。67分とはマンデラ氏が人道に奉仕してきた歳月を、1年あたり1分に換算したものです。
かつて、ネルソン・マンデラ氏自身も「私たちは世界をよりよい場所に変えることができる。世界を変えるのは皆さん自身だ」と語りました。このメッセージを受け止めようではありませんか。子どもの家庭教師をしてください。貧しい人々に食料を与えてください。地元の病院やコミュニティ・センターでボランティアをしてください。世界をよりよい場所にしてください。
ともに他人のために行動を起こし、変化を鼓舞することこそが、ネルソン・マンデラ氏の偉業に対する最大の感謝になるのですから。
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