協同組合の国際デー(7月7日)事務総長メッセージ
プレスリリース 12-031-J 2012年07月06日
今年の「協同組合の国際デー」を迎え、私たちは持続可能な開発、社会的な統合、そしてディーセント・ワークを前進させることで、よりよい世界を構築する協同組合の姿を称えます。
協同組合はメンバーに力を与え、コミュニティを強化します。食料安全保障を推進し、小規模農家に機会を与えます。また、現地のニーズに対応することを得意とし、地場産業の成長の原動力となれる絶好の立場にいます。さらに、資源をプールすることで、情報や金融、技術に対するアクセスも高めます。自助、平等、連帯というその根本的価値は、経済的困難を乗り切るための針路を提供してくれます。
協同組合は、先住民のコミュニティを支援したり、女性、若者、障害者、高齢者など、差別と疎外に直面する人々に生産的な雇用機会を提供する際にも、欠かせない役割を果たします。
グローバルな金融・経済危機はまた、協同組合銀行や信用組合など、代替金融機関の強靭性を実証しました。
今年の「協同組合の国際デー」にあたり、私はすべての関係者に対し、各地で協同組合に対する認識を高めるとともに、これを強化する政策を追求するよう促します。協同組合は人間の尊厳とグローバルな連帯に貢献することで、まさによりよい世界を構築できるからです。
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*国連総会は毎年7月の第1土曜日を「協同組合の国際デー」と定めています。