ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)事務総長メッセージ
プレスリリース 18-002-J 2018年01月25日
私たちはきょう、ホロコーストで命を奪われたユダヤ人の男女と子ども600万人に思いを馳せます。残虐行為が世界を震撼させる中で、その他数限りない人々も命を失いました。
第2次世界大戦から数十年を経た今でも、私たちは反ユダヤ主義が根強く残り、その他の形態の差別も増加する様子を目の当たりにしています。
極度の憎悪を中心になって広めている人々の中には、ネオ(新)ナチ主義者と白人至上主義者の集団もいます。
卑劣なものの見方が社会の縁辺から主流に躍り出ることが、あまりにも多くなっています。
私たちはともに、憎悪を当たり前とする動きに立ち向かわなければなりません。
いつでもどこでも、人間としての価値が放棄されれば、私たちは危険にさらされます。
人種主義と暴力に素早く、明確に、そして断固として抵抗する責任は、私たち全員にあります。
私たちは教育と理解を通じてこそ、すべての人の尊厳と人権、平和的共存が守られる未来を構築できるのです。
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