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国際障害者デー(12月3日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 18-085-J 2018年12月03日

© UN Photo/Manuel Elias

全世界で10億人以上が、何らかの障害とともに暮らしています。障害者がしばしば隔絶されて孤立し、差別を受けながら生活する社会も多くあります。

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、誰ひとり取り残さないという誓いを立て、不平等を縮小するとともに、障害者を含むすべての人の社会的、経済的、政治的包摂を促進することを約束しています。それは、あらゆる文脈で、そしてあらゆる国で、国連の障害者の権利に関する条約を履行することを意味します。そこには、障害者の声と懸念を各国のアジェンダや政策に取り入れるという意味もあります。

きょう、国連は『UN Flagship Report on Disability and Development 2018 – Realizing the SDGs by, for and with persons with disabilities(障害と開発に関する国連旗艦報告書2018-障害者による、障害者のための、障害者と共に目指すSDGs達成)』を発表します。報告書は、障害者がほとんどの持続可能な開発目標(SDGs)に関し、不利な立場に置かれていることを示す一方で、障害者が自立して暮らせるさらに包摂的な社会を整備するためのグッドプラクティスが増えていることも明らかにしています。

今年の国際デーにあたり、障害者の権利が十分に実現する、誰にとっても包摂的で公平、かつ持続可能なよりよい世界に向け、力を合わせていくという決意を再確認しようではありませんか。

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