国際障害者デー(12月3日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
2019年12月03日
障害を持つ人々の権利を守るとき、私たちは2030アジェンダの約束の中核である「誰一人取り残さない」という誓いの達成に一歩近づきます。
やるべきことはまだたくさんある一方で、私たちは、すべての人々にとって包摂的な世界の構築に向けた重要な進展を目にしています。
ほぼすべての国連加盟国が障害者の権利に関する条約を批准しており、まだ批准していない国に対しては速やかに批准するよう求めます。
この6月、私は、国連が活動する世界中のあらゆる地域において、障害を持つ人々のインクルージョンに関する国連の基準とパフォーマンスを引き上げることを目指した「国連障害者インクルージョン戦略」を発表しました。
また安全保障理事会は、武力紛争における障害者の保護に特化した初の決議を採択しました。
私たちは先頭に立って模範を示す決意です。
この「国際障害者デー」にあたり、障害を持つ女性、男性、少女、少年を含むすべての人々が持てる能力を発揮できる、持続可能で包摂的、かつ変革的な未来を築くため、障害を持つ人々と力を合わせるという国連のコミットメントを再確認したいと思います。
ありがとうございました。
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