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国際平和デー(9月21日)への100日カウントダウンに寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ(2020年6月13日)

プレスリリース 20-039-J 2020年06月15日

© ILO/Nisreen Bathish

毎年9月21日、国連はあらゆる場所のあらゆる人に対し、24時間の非暴力と停戦を守るよう呼びかけています。この「国際平和デー」の100日前にあたるきょう、私たちの共通の敵は、広範な被害を及ぼし、数十年にわたる人類の前進を逆転させかねないウイルスであることを思い起こすことが欠かせません。

こうした理由から私は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)が進む中で、すべての戦闘当事者に武器を置くよう呼びかけました。今は平時ではなく、私たちにも通常とは異なる対応が必要です。COVID-19パンデミックは単なる健康上の問題ではありません。開発や平和と安全にも、直接的で悩ましい影響が及んでいます。

全世界に向けた私たちの停戦の呼びかけは、多くの場所で、多種多様な集団の間で共感を呼んでいます。不信感が実施を難しくしていることはあっても、この呼びかけに対する市民社会からの強力な支援に、私は心を強くしています。草の根レベルで人々に影響を与え、動かすことができるからです。

今年の国際平和デーのテーマ「一緒に平和をつくろう(Shaping Peace Together)」は、国連が創設された理由を反映しています。国連は創設75周年を記念し、この1年を通じて、気候変動や貧困から人種差別、ジェンダーの平等に至るまで、最大の世界的課題に対処する方法について、グローバルな話し合いに参加するよう皆様にお願いしています。

全世界で停戦を実現し、地球を癒し、COVID-19の危機を平和へのチャンスに変えていく方法について、アイデアを交換するため、UN75の対話と国際平和デーを活用しようではありませんか。そして、さらに包摂的で平和な社会を目指し、より良い復興を遂げようではありませんか。

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