「Only Together(一緒ならできる)」キャンペーン立ち上げに寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ (2021年3月11日)
プレスリリース pr21-013-J 2021年03月18日
本日、私は国連による新しいアドボカシー・キャンペーン「Only Together(一緒ならできる)」を立ち上げます。これは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンが世界中のすべての人に行きわたるよう求めるキャンペーンです。
この危機の1年、たくさんの苦しみが高波のように人々を襲いました。
ウイルスにより250万人以上が命を落とし、さらに何百万もの人々が長期的な健康への影響を受けています。
家族も、経済も揺らいでいます。
現在、ワクチン供給の展望により、トンネルの先に光明が見えます。
科学者たちは驚くような成果を挙げ、記録的な速さで安全かつ有効なワクチンを開発しました。
私たちはついに、COVID-19の拡大を止めるツールを手にしたのです。
しかし今のところ、ワクチン接種のほとんどは一握りの豊かな国々で行われています。
COVID-19のワクチンは、グローバルな公共財として認識されなければなりません。
いかなる国も、単独では、この危機を乗り越えることができません。
供給をさらに広め、分配を加速させるためには、各国政府と企業がワクチンとその技術を共有しなければなりません。
ワクチン供与に関するグローバルな取り組みであるCOVAXは、まさにそのための最善策です。
さあ、実現しようではありませんか。
一緒に力を合わせれば、医療従事者や世界で最も脆弱な立場に置かれた人々を守ることができます。
一緒に力を合わせれば、経済を再生させることができます。
一緒に力を合わせれば、このパンデミックを終息させ、復興を果たすことができます。
そうすれば、私たちはみんなで一緒に愛する日常を取り戻すことができるのです。
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