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世界メンタルヘルス・デー(10月10日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 22-059-J 2022年10月11日

「すべての人のためのメンタルヘルスをグローバルな優先課題に」

10億人近い人々がメンタルヘルスに不調を抱えながら暮らしています。

しかし、メンタルヘルスは医療の中でも依然として最も軽視されている分野の一つです。

メンタルヘルス・ワーカーが10万人あたり2人しかいない国々もあります。

社会・経済的影響は甚大です。

不安神経症とうつ病だけでも、世界経済に毎年1兆ドルのコストがかかっていると推計されています。

私たちは、支援を必要とする人々、特に若者に質の高いケアを提供するために、医療サービスの能力を強化しなければなりません。

これには、コミュニティーに根差したサービスの提供と、メンタルヘルス支援をより広範な医療およびソーシャルケアに組み込むことが含まれます。

メンタル・ウェルビーイングへの投資は、健康的で豊かなコミュニティーへの投資です。

私たちはまた、スティグマ(偏見)や差別に対処するとともに、人々がケアと支援を求めるのを妨げる障壁を取り除かなければなりません。

さらに、暴力や虐待など、メンタルヘルスの不調の根本原因に対処しなければなりません。

国連は、パートナーと協力してメンタル・ウェルビーイングを推進することに尽力しています。

「世界メンタルヘルス・デー」を迎えるにあたり、メンタルヘルスをグローバルな優先課題として緊急行動を起こし、あらゆる場所のあらゆる人々が質の高いメンタルヘルス・ケアを受けられるようにしようではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。