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国連平和維持要員の国際デー(5月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 23-030-J 2023年05月29日

国連平和維持要員は、より平和な世界に向けた私たちのコミットメントを動かす心臓です。75年の長きにわたり、世界各地の紛争や動乱に揺れる人々やコミュニティーを支援してきました。

今日の「国際平和維持要員の国際デー」にあたり、私たちは平和維持要員たちの国際の平和と安全に対する並々ならぬ貢献を称えます。

1948年以降、200万人を超える平和維持要員が71件のミッションに従事し、戦争から平和への困難な道のりを歩む国々を支援してきました。

平和維持要員はまた、紛争に伴う混乱に巻き込まれ生命の危機にさらされた市民の保護にも極めて重要な役割を果たしており、考え得る最も危険な状況下において希望と支援の生命線となることもあります。

こうした不可欠な活動を実施する中、多くの平和維持要員が究極の犠牲を払ってきました。4,200人以上の平和維持要員たちが、国連旗の下で奉仕する中で殉職しています。私たちは、その家族、友人、同僚に哀悼の意を表して連帯するとともに、平和という大義に対する要員たちの無私の献身に、いつまでも勇気づけられることでしょう。

今日、世界125カ国から集まった8万7,000人以上の平和維持要員が、12件の平和維持活動に従事しており、世界的な緊張の高まりや分断の深刻化、和平プロセスの停滞、紛争の複雑化に直面しています。

こうした障害にもかかわらず、平和維持要員は幅広いパートナーたちと協力し、粘り強く活動を続けています。

紛争の影の中で生きる人々にとって、国連の「ブルーヘルメット」は希望の象徴です。

平和維持要員が人類を支えているように、私たちも常に要員たちを支え、称えようではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。