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世界海事デー(9月28日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 23-055-J 2023年09月28日

©IMO

海運は世界経済の柱であり、発展を促進するとともに、世界中の商品、物資、コミュニティーを結び付ける不可欠なつなぎ目となっています。

今日、海事部門は世界貿易の80%超を輸送しており、世界の温室効果ガス排出量の3%近くを占めています。

海運のカーボンニュートラルに向けた航海を加速させることが、私たち全員の未来にとって極めて重要な理由は、ここにあります。

今年に入って国際海事機関(IMO)で合意された、温室効果ガス(GHG)削減戦略の改定版は、2050年までに排出量正味ゼロを実現するための明確な計画を示しています。

私たちは今、総力を挙げて、海事部門全体の公正かつ公平な移行を達成する上で必要な政策と投資を実行しなければなりません。

今年の「世界海事デー」にあたり、私たちは船舶由来の汚染を防止する画期的な条約である、「船舶による汚染の防止のための国際条約(MARPOL条約)」の50周年を祝します。

MARPOL条約は数十年にわたり、海運をより安全かつクリーンなものにすることで、私たちの地球と海洋の保護に重要な貢献を果たしてきました。

今後を見据え、同条約の遺産を足掛かりとして、この非常に重要な産業にとってより持続可能かつ豊かな未来に向けて、そして人類にとってより安全な未来に向けて、ともに舵取りをしていこうではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。