国際障害者デー(12月3日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 23-067-J 2023年12月01日
今年の「国際障害者デー」は、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するためには、誰一人取り残さない、特に世界中の13億の障害者を取り残さないという約束を果たす必要があることを、私たちに思い起こさせます。
2030アジェンダへの中間点にある今、障害者たちは、社会のすべての分野における有意義なインクルージョン(包摂性)を制限する、組織的な差別や障壁に直面し続けています。
障害者にとって真に持続可能な開発をもたらすためには、受益者としてだけでなく、社会的、経済的、政治的な生活全体にわたる能動的な貢献者としての障害者たちのニーズと権利にピンポイントに焦点を当てる必要があります。
これは、障害者が「障害者の権利に関する条約」に沿いながら、貧困の根絶から健康、教育、気候行動に至るまで、SDGsの達成に向けた各国の取り組みにおいて、あらゆる意思決定の場に参加することが確保されることを意味します。
国連は「障害者インクルージョン戦略」を通じて模範を示すことで、また加盟国が障害者のために、そして障害者とともに前進するのを支援することで、主導的な役割を果たしています。
この重要な日を迎えるにあたり、私は、あらゆる国とコミュニティーで平等な権利に基づいた解決策を設計・遂行するため、障害者と手を携えてともに取り組むよう、世界に呼びかけます。
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