「国際女性デー」にあたり、私たちは世界中の女性と女児を称えるとともに、平等を求める闘いにおいて彼女たちが成し遂げてきたあらゆる功績を称賛します。

女性と女児は、大きな前進を遂げてきました。障壁を壊し、ステレオタイプを打ち崩し、より公正で平等な世界に向けた進展を促してきたのです。

しかし彼女たちは、計り知れない障害に直面しています。何十億もの女性や女児たちが、疎外、不公正、差別を受けており、また、根強く蔓延する女性への暴力は人類に対する恥辱となっています。

私たちの世界は、数千年に及ぶ男性優位の権力関係をいまだに反映しています。

そして、女性の権利に対する激しい反発により、前進は攻撃を受けています。

現在のペースのままだと、法的な平等が実現するのはおよそ300年も先になります。

私たちは、はるかに速く進まなければなりません。

「国際女性デー」にあたり、私たちは、自らの権利のために闘う女性や女児たちを支援するとともに、前進を加速させることを約束します。

今年のテーマ「女性に投資を」は、家父長制を終わらせるには資金が必要であることを想起させます。

私たちは、最前線に立つ女性団体を支援しなければなりません。

そして、女性に対する暴力をなくすためのプログラムや、経済、デジタル技術、平和構築、気候行動における女性のインクルージョンやリーダーシップを推進するためのプログラムに、投資しなければなりません。

これらはすべて、各国が女性と女児に投資する資金を確保できるよう、持続可能な開発のための資金調達を動員できるかにかかっています。

私たちはまた、企業や金融機関、中央銀行、財務省において、女性管理職の数を増やす必要があります。女性と女児のニーズに応える政策やプログラムへの投資を促進することにつながるからです。

女性の権利は、公平で、平和で、繁栄する社会へと向かう確かな道です。私たち全員のためでもあるのです。

それを実現するため、共に迅速に行動しようではありませんか。

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