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国際生物多様性の日(5月22日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 24-027-J 2024年05月21日

©Eutah Mizushima, Unsplash

世界中で、複雑な網のようにつながり合った生物の多様性は、地球上のあらゆる生命を支えています。しかし、その関係性は憂慮すべき速度で崩れつつあり、責任は私たち人類にあります。

私たちは、陸地、海洋、淡水を有害物質で汚染し、景観や生態系を破壊し、かけがえのない気候を温室効果ガスの排出によって攪乱させています。生物多様性を破壊すれば、今日の持続可能な開発が打撃を受け、危険で不確実な明日が生まれます。

「昆明・モントリオール生物多様性枠組」は、喪失を逆転させ、生物多様性を回復させる道筋を提供すると同時に、雇用を創出し、レジリエンス(強靱性)を構築し、持続可能な開発を促進します。

各国政府が主導しなければなりません。しかし今年の「国際生物多様性の日」が思い起こさせるように、私たち全員が「計画の一部」であり、それぞれに果たすべき役割があるのです。先住民、企業、金融機関、地方・地域当局、市民社会、女性、若者、学術界が協力して、誰もが恩恵を受けられる形で生物多様性を大切にし、保護し、回復させなければならないのです。

今年の「国際生物多様性の日」にあたり、「計画の一部」となることを決意しようではありませんか。生物多様性を回復軌道に乗せるべく、緊急行動を起こそうではありませんか。そして、10月の生物多様性条約第16回締約国会議(CBD COP16)に向けて、地球を守り、すべての人にとってより持続可能な未来を築くために、野心を高めようではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。