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世界難民の日(6月20日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース pr24-039-J 2024年06月20日

© UNHCR

スーダンからウクライナ、中東からミャンマー、コンゴ民主共和国に至るまで、そして他の地域でも、紛争、気候カオス(大混乱)、動乱によって記録的な数の人々が家を追われ、甚大な人々の苦痛が広がっています。

最新の統計によれば、世界中で計1億2,000万超の人々が故郷を追われ、そのうち4,350万人は難民です。

「世界難民の日」は、そうした人々の強さと勇気を称え、その旅の道程のあらゆる局面で難民たちを保護し、支えるための取り組みを強化する日です。

難民たちには、グローバルな連帯と、尊厳ある生活を再建する力が必要です。

機会を与えられれば、難民たちは受け入れコミュニティーに大きく貢献しますが、そのためには平等な機会と、雇用、住居、医療へのアクセスが必要です。

若い難民たちには、夢を実現するための質の高い教育が必要です。

そして、寛大な受け入れ国は、その多くが中低所得国であり、難民たちを社会と経済に完全に包摂するための、支援とリソースを必要としています。

世界の連帯責任を再確認すると誓おうではありませんか。難民たちを支援・歓迎する責任。庇護を求める権利も含めた難民たちの人権を擁護する責任。難民保護体制を誠実に守る責任。そして究極的には、紛争を解決し、コミュニティーを追われた人々が故郷に戻れるようにする責任を。

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原文(English)はこちらをご覧ください。