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1995年のスレブレニツァにおけるジェノサイドを考え、記念する国際デー(7月11日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 24-046-J 2024年07月10日

© UNICEF

今年の7月11日は、1995年のスレブレニツァにおけるジェノサイドを考え、記念する、初めての国際デーです。

29年前、国連と世界はスレブレニツァの人々を失望させてしまいました。8,000人を超えるボスニア系イスラム教徒が組織的に殺害され、その遺体が集団墓地に埋められたのです。これは、第二次世界大戦以降ヨーロッパで起きた、最悪の残虐行為でした。

今日、私たちは犠牲者たちを追悼し、生き残った人々と連帯します。

また、真実と正義を厳しく追求する遺族たちへの支援を再確認します。私たちは、否認や歴史修正主義と闘い、犠牲者一人ひとりの身元を明らかにする取り組みを続け、すべての加害者の責任を問わねばなりません。

そして私たちは、この筆舌に尽くしがたい悲劇から学びを続け、スレブレニツァの物語と教訓を伝え続けることを誓います。

スレブレニツァにおけるジェノサイドは、憎悪に直面した際に不作為がもたらす破滅的な結果に関する、おぞましい歴史の証拠です。私たちは、分断や不寛容と闘い、人権を擁護し、相互理解と和解を促進しなければなりません。

どうかスレブレニツァの記憶が、ジェノサイドの惨害のない世界、つまり、正義と平和が広く浸透し、「もう二度と」という静粛な約束が全人類のために果たされる世界を築くという私たちの決意に、力を与えてくれますように。

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原文(English)はこちらをご覧ください。