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国際ガールズ・デー(10月11日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 24-069-J 2024年10月10日

© Deshan Tennekoon/World Bank

「女児たちの未来のビジョン」

世界中の11億人を超える女児たちが持つ可能性は無限です。しかし、持続可能な開発目標(SDGs)の達成期限である2030年が近づく中、世界は女児たちを失望させ続けています。

若者の新規HIV感染者のうち、70%超を女児が占めています。女児が教育や訓練の機会を逃す可能性は、男児のほぼ2倍に当たります。また、児童婚も依然として広く見られ、世界では約5人に1人の女児が18歳になる前に結婚しています。ジェンダー平等に向けて苦労して得られた前進が、女性や女児たちの基本的権利をめぐる争いによって世界中で消し去られつつあり、彼女たちの生命を危険にさらし、その選択肢を狭め、その未来を制限しているのです。

今年の「国際ガールズ・デー」のテーマは「女児たちの未来のビジョン」です。

女児たちはすでに、自分たちが活躍できる世界のビジョンを持っています。彼女たちはそのビジョンを行動に移そうと取り組み、自分たちの声が聞き届けられるよう求めています。耳を傾ける段階は過ぎました。私たちは、教育を通じて、そして彼女たちが必要とするリソースや参加して主導する機会を与えることで、女児たちに議論の場で席を提供しなければなりません。

女児たちがもつ勇気、希望、決意という力は無視できないものです。今こそ世界が協力し、彼女たちのビジョンと大志を現実のものとするために、進んで支援すべき時なのです。

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原文(English)はこちらをご覧ください。